新ドメインの早期アクセス、一般ユーザーも登録可能
Google Registryは2023年8月18日に発表していた、トップレベルドメイン(TLD)「.ing」と「.meme」の提供を開始した。この新たなドメインはすでに一部の企業によって利用されている。
例えば、オンラインのグラフィックデザインツールCanvaは「design.ing」や「draw.ing」を、またアドビはオンラインでのAcrobat使用のために「edit.ing」「sign.ing」を利用している。さらに、「go.ing」や「surf.ing」のように旅行関連やサーフィン関連など、様々な用途で使われている。
「.ing」の登録は10月31日から12月5日16時(UTC)までが早期アクセス期間で、一般ユーザーも登録可能だが、1回限りの特別な料金が必要だ。この早期アクセス期間終了後は通常の一般公開となる。また、「.meme」の早期アクセス登録も11月28日から開始される予定だ。
新ドメインの詐欺被害に注意
Googleは今年の5月初めにも8つのトップレベルドメインを発表しており、そのうち「.zip」は詐欺行為の招きとなる可能性があると話題になっていた。研究者たちは実際に、悪意あるユーザーが「.zip」で終わるURLを多く購入し、フィッシング詐欺のテストに使用している事例を確認している。
しかし、Googleによると、既に「Google Registry」には悪意のあるドメインを停止または削除する機能が導入されていると報告した。「私たちは".zip"およびその他のTLDの使用状況を引き続き監視し、新たな脅威が出現した際にはユーザーを保護するための適切な対策を講じる」と述べた。
【関連リンク】
・Google、新ドメイン「.ing」を発表(窓の杜)
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1543586.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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