好きな服をバーチャルで楽しむ ZOZO新ブランド
ZOZO NEXT(ゾゾネクスト、千葉県千葉市)は8月17日、オンラインで着用できるファッションブランド「REVINAL」を立ち上げた。気に入った服を自分の写真に着せることができる。
新ブランド「REVINAL」は現実(Real)と仮想(Virtual)、境界(Liminal)、再生(Revival)という4つの単語を組み合わせて名付けた。現実世界と仮想空間を融合させた新たな挑戦を示している。
デジタルファッションアイテムを自分の写真やアバターに着用させるサービス「DRESSX」上で販売する。作成した写真はSNSで共有することもできる。自分の好きな服を他人の目を気にせずに楽しめることから注目を集めている。
まずはワンピースやスニーカーなどアイテム10点を販売する。黄色と紫のグラデーションが華やかなドレス「Marine Chiffon」やバブル(泡)をイメージしたスニーカー「Bubblesole Sneaker」などがオンラインショップに並ぶ。未来的なデザインのボディスーツ「Neo Suit」も目を引く。
仮想空間では洋服の素材や作り方の制約が少ない。現実では扱うのが難しい素材でも自由に扱うことができる。「REVINAL」は個性的でありながら、現実で着ていても違和感のないデザインに仕上げた。価格は30ドルから60ドルほど。
デジタルファッションアイテムは同社のプロジェクトで制作したものだ。利用者から購入を希望する声が多かったことから販売を決めた。
サステナビリティの観点からも注目を集める
好きな服をオンライン上で楽しむ「デジタルファッション」は若者から人気だ。自分で作成したアバターに好きな服を着せることができ、自己表現の方法として呼び声が高い。中でも、注目を集めているのが自分の写真に着用させるサービスだ。
こうしたデジタルファッションは環境にも優しい。実際の衣服と比べると、その製造過程で発生するCO2の排出量を97%カットできると言われている。
ZOZO NEXTは今回の発売を通して、デジタルファッションのさらなる可能性を探りたいとしている。
【関連リンク】
・ZOZO NEXT、デジタルファッションブランド「REVINAL」を立ち上げ--グループ内初の自社ブランド(CNET)
https://japan.cnet.com/article/35207928//
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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