ソーシャルアプリX(旧Twitter)の新規ユーザーへの課金、ボット抑止に効果なし?
ソーシャルアプリXは、新規ユーザーに1ドルを課金する計画を立てているが、この課金はボット抑止効果がほとんどないかもしれない。Xはニュージーランドとフィリピンで新規ユーザーに年間課金を開始した。
これは、スパムやプラットフォーム操作、ボットの活動を減らすために役立つかどうかのテストである。しかし、課金によって完全にフィッシング詐欺を防ぐことはできず、認証済みボットによる取引が広まっているようだ。
暗号資産セキュリティサービスの専門家は、この課金は一部のボットを抑制するかもしれないが、他の対策の方が効果的である可能性が高いと指摘している。
Xを利用する企業、政府機関、非営利団体のプレミアム・サービスでは、金色バッジが付与されるため、ボットやなりすましの攻撃が難しくなる。一部の暗号資産ファンドは、本人確認と分散型識別子(DID)の実装を検討する必要があると主張している。
Xプレミアムに新たな2つのプランを追加!
Xは「Xプレミアム」(旧「Twitter Blue」)に新たな2つのプランを追加した。「プレミアムプラス」と「ベーシック」は既にWebアプリから加入できる。従来のXプレミアムは月額980円だが、ベーシックは月額368円、プレミアムプラスは月額1960円だ。
プレミアムプラスには、広告の完全非表示とリプライ最大ブースト機能が備わった。ベーシックは、クリエイターハブへのアクセスや青色バッジなどの付与が除かれている。
【関連リンク】
・イーロン・マスクのX新規ユーザーへの1ドル課金計画は、暗号ボットの抑止にはならないかもしれない。(CoinDesk)
https://www.coindesk.com/tech/2023/10/19/elon-musks-plan-to-charge-new-x-users-1-may-not-deter-crypto-bots/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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