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AIスタートアップSparticle、5億円以上の資金調達を達成

Sparticle(スパーティクル)は、日本のAIスタートアップで、最近5億円以上の資金調達を行った。同社は、日本企業向けの生成AIの提供を主力事業としており、資金は日本語の大規模言語モデル(LLM)の開発に使われる。

資金調達は、米国のベンチャーキャピタルであるWisemont Capitalをリード・インベスターとする投資会社4社から行われた。Sparticleは、2019年に設立され、2020年から本格的な事業展開を開始した。

当初は、新型コロナウイルスの影響でオンライン会議のサービスに参入した。現在、Sparticleは、オールインワン型コラボレーションツール「Felo」、リモートワーク仮想空間「CircleO」、要約サービス「Glarity」、翻訳アプリ「Felo瞬訳」などを提供しており、登録会員数は約20万人だ。

SparticleはGPT(Generative Pre-trained Transformer)技術を活用した、独自のAIエージェントを作成できる「GPTBase」の生成AIサービスも提供している。

一般社団法人保険健全化推進機構結心会は、Sparticleの技術を活用して「結心ボット」と呼ばれるナレッジベースの運営を開始し、保険ビジネスの健全化を促進している。

2024年までに売上高数億円目指し、40社以上の新規顧客獲得を目標に

Sparticleは技術面でも成長を目指しており、METAが今年7月に発表したLLMの「Llama2(ラマツー)」などをベースに、日本語で自然なAIサービスの実用化を急いでいる。

また、事実を勝手に作り上げる「ハルシネーション(幻覚)」など、生成AIの問題点を補完する新しいサービスの開発も予定しており、年内に発売される予定だ。Sparticleは、2024年6月までに売上高を数億円に引き上げ、大手企業を含む40社以上の新規顧客を獲得することを目指している。

【関連リンク】

・生成系AI技術のSparticle社、Pre-Aラウンドで約5億円資金調達完了(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000087269.html

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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