Apple、革新的な3nmプロセス採用の新SoC「M3/M3 Pro/M3 Max」を発表!
Appleは新たなMac向けSoC「M3/M3 Pro/M3 Max」を発表した。3nmプロセスを採用して、高速化と効率化が図られており、新たなレンダリング機能も採用されている。
M3は250億個のトランジスタと10コアGPUを搭載していて、M3 Proは370億個のトランジスタと12コアCPUと18コアGPUを持っている。そして、M3 Maxは920億個のトランジスタ、16コアCPUと40コアGPUを持っている。
これらはAIの操作や高解像度のコンテンツ処理も可能だ。製造委託元は公表されていないが、3nmプロセス製品を提供できるのはTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing)のみと見られている。
世界最大手の半導体ファウンドリであるTSMCは、常に他社に先駆けて最先端のプロセスを提供することで、高いシェアを維持し続けている。
M3プロセッサMacBook Proが未見の高速化を達成
M3プロセッサの性能は大きく異なる。Appleによると、M3プロセッサのMacBook Proは3Dレンダリング処理で、Intel Core i7に比べ7.4倍、M1に比べ35%、M2に比べ20%も高速だ。
また、高効率コア(Eコア)の性能は最大50%速く、高性能コア(Pコア)でも最大30%も速い。「Cinebench 2024」を使ったテストでは、CPU8コア/GPU10コア、ユニファイドメモリ24GB、2TB SSDのiMacとの比較で、1コア当たり性能でM1チップを23%上回り、8コア全てで約18%の性能アップだった。
また、GPUの性能はM3がM1の2.9倍も高速だ。まだIntel Macを使っている人や、初代M1チップの性能に不満を感じ始めた人にとって、M3への乗り換えは良いタイミングとなるだろう。
【関連リンク】
・Apple、新SoC「M3」シリーズを発表。グラフィックス性能が大幅に向上(GAME Watch)
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1543251.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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