EdgeとChromeからMicrosoft 365の拡張機能が削除
2024年1月15日に「Microsoft 365」のブラウザー拡張機能(旧称 Office ブラウザー拡張機能)のサポートが終了する。「Microsoft Edge」や「Google Chrome」のウェブストアからも削除される。
サポート終了後からは、セキュリティ更新プログラム、セキュリティ以外の更新プログラム、バグ修正プログラム、テクニカル サポートを受け取れなくなる。
「Microsoft 365」拡張機能は、Webブラウザーのツールバーから簡単にドキュメントやサービスにアクセスできるように設計されていた。「Edge」には「Microsoft 365」がサイドバーに統合され、「Chrome」ではブックマーク機能が十分に代用できるため、この拡張機能は必要なくなったとの意見がある。
Microsoftの意図するもの
マイクロソフトがブラウザ拡張機能のサポートを終了する具体的な理由は公表されていない。
しかし、テック企業がユーザーをMicrosoft 365アプリへのアクセス方法へ誘導していること、また最近の動きとして、MicrosoftがOpeAIのGPT-4をベースにした大規模言語モデルAI「Copilot」のボタンをEdgeのサイドバーに追加したことなどが要因となっている可能性がある。
Edgeユーザーはブラウザのサイドバーを使えるため、拡張機能の終了は彼らにとっては良いニュースかもしれない。しかし、同じ選択肢がChromeユーザーには提供されていない。
ブラウザから簡単にMicrosoft 365にアクセスできることは、大多数のユーザーがChromeからEdgeに乗り換えるほどのメリットではないかもしれないが、Copilotとの連携が円滑に行える少数派のユーザーにとっては重要な利便性である。
【関連リンク】
・「Microsoft 365」のブラウザ向け拡張機能が2024年1月に廃止(PC Watch)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1550298.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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