YouTube Premiumで37本のミニゲームを導入
YouTubeは、「YouTube Premium」会員向けに新機能を導入した。これは、YouTubeで直接37本のミニゲームをプレイできるというもので、ダウンロードは必要なく、「Android」版、「iOS」版、デスクトップ版のYouTubeで利用できる。
新機能は「Playables」や「Explore」メニュー内のリンクからアクセス可能で、一部のユーザーにはすでに9月から試験提供されていた。利用可能期間は2024年3月28日までである。
提供されているゲームは、「Farm Land」、「Scooter Xtreme」、「Merge Pirates」、「Words of Wonder」、「Color Burst」、「Stack Bounce」、「State.io」、「8 Ball Billiards」、「Magic Cat Academy」、「Rainy Boba Cafe」、「Brain Out」などの人気作が並んでいる。
これらのゲームは新作ではなく、他のゲームストアでも提供されているものがほとんどだ。しかし、YouTube限定の作品も少数あることが確認された。
YouTubeではゲーム関連のコンテンツが人気を博しているが、この新機能は、そうしたオーディエンス向けだけではなく、有料会員向けの追加特典として提供されている。
テック業界のゲーム進出、勢いを失う
一方、テック業界全体では、ミニゲームの追加という流れが若干下火になっている。Metaは2022年10月にFacebook Gamingの専用アプリを終了した。
Googleは2019年11月から提供していたクラウドゲーム「Stadia」を2023年1月18日に終了した。Amazon Gamesは2023年に入ってから、ゲーム部門のスタッフを280人以上解雇した。
TikTokもゲームブランド「Nuverse」を廃止し、関連スタッフの大量解雇を発表した。
しかし、全てのテック企業がゲームへの進出を完全に断念しているわけではない。今年の8月には、Netflixがゲーム対応デバイスを携帯端末からWindows搭載PC、Mac、テレビに拡大した。
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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