赤字続きのA.L.I. Technologies、空飛ぶバイクの夢破綻
スタートアップ企業A.L.I. Technologiesは2023年12月27日に破産申請を行い、2024年1月10日に破産手続きが開始された。
同社はドローンや"空飛ぶバイク"「XTURISMO Limited Edition」の開発で知られていたが、研究開発投資の増加に伴う大規模な赤字が続き、資金繰りが悪化した。
2022年12月期の当期純損失は約20億円で、負債は約11億6751万円に上った。さらに、山梨県身延町で借りた開発拠点の賃料も滞納し、連絡がつかない状況となった。
身延町は約220万円の賃料や使用料の支払いと施設の明け渡しを求めて提訴する予定だ。
夢のコラボも実現していたが
「XTURISMO Limited Edition」は、映画スターウォーズシリーズにインスピレーションを受けている。この空飛ぶバイクは、災害救助やインフラ点検からエンターテインメントまで、多岐に渡る実用の可能性を持つエアモビリティとして注目を集めていた。
特に興味深いのは、2022年に行われたコラボレーションで、当時放送されていた「仮面ライダーリバイス」のホバーバイクのベースに採用されたことだ。
また、同年3月には、北海道日本ハムファイターズの開幕戦で新庄剛志監督が「XTURISMO Limited Edition」に乗って登場し、話題を呼んでいた。
- 関連リンク
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空飛ぶバイク開発のスタートアップ「A.L.I.Technologies」が破産(Yahoo! JAPAN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa969c726872fb6f4eaa2b4b9a57d67fdbc17e84
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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