TVer、家庭内共視聴の加速
TVerが2023年12月に月間ユニークブラウザ数(MUB)で3,129万という驚異的な数字を叩き出し、前年同月比で約124%の増加を達成した。
これはTVerが初めて3,100万台を超える記録を樹立した瞬間であり、月間再生数も3.98億回という壮大な数字に迫る勢いを見せている。
特にコネクテッドTV(CTV)での再生回数は、前年同月比で162%という著しい伸びを記録。これにより、全体の約3割の視聴がCTVを通じて行われており、番組の完再生率は71%に達していることが明らかになった。
TVer広告の完再生率が97%と非常に高いことから、CTVを通じた「共視聴」が普及していることも分かる。家庭内での共有視聴がTVerサービスの一つの特色となっており、1.5人という平均視聴人数がそれを証明している。
ユーザー拡大の新たな挑戦
TVerは2015年のサービス開始以来、そのユーザーベースを着実に拡張し続けている。CTVでの視聴割合が増加し続ける中、多くのデバイスメーカーがTVerボタンを搭載した製品を発売するなど、ユーザーへの普及が進んでいる。
ライブ配信の試みも功を奏しており、バレーボールの国際大会や柔道グランドスラムなど、スポーツイベントのライブ配信が新たなユーザー層を引き寄せている。
TVerのこれらの成果は、視聴者にとって価値あるコンテンツを提供し続けることができるプラットフォームとしての地位を不動のものにしている。
- 関連リンク
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民放番組配信「TVer」の12月の月間ユニークブラウザ数が3129万と初の3100万超え(Yahoo! JAPAN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee76e9442b2225aa8b4e8905f402c44c47b172a7
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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