分散型SNSのBluesky、待望の動画投稿機能をリリース
分散型SNSのBlueskyが、ユーザーの期待に応えて動画投稿機能を追加した。9月11日(米国時間)に発表されたこの新機能により、ユーザーは最長60秒の動画を1日25本まで(容量制限10GB)投稿できるようになった。
動画投稿機能は、Blueskyアプリとデスクトップの両方で利用可能。投稿作成画面では、画像とカメラのアイコンの間に新たに動画投稿アイコンが追加された。対応フォーマットは.mp4、.mpeg、.webm、.movで、字幕の付与も可能だ。
ユーザーの利便性を考慮し、投稿された動画はデフォルトで自動再生される設定になっているが、設定画面から自動再生をオフにすることもできる。また、1つの投稿に1本の動画を含められるようになった。
違法な動画は禁止!安全第一な設計に
Blueskyは、新機能の導入に際して慎重なアプローチを取っている。動画投稿機能は現在ロールアウト中で、ランダムに選択されたユーザーを対象に段階的にリリースされている。サーバーの負荷を考慮しつつ、できるだけ早期にリリース範囲を拡大する予定だ。
安全性とコンテンツの質を維持するため、Blueskyはいくつかの対策を講じている。動画スパムや不正使用を防ぐため、動画をアップロードする際にはEメールを確認するプロセスを採用。また、CSAM(Child Sexual Abuse Material)などの違法な動画は掲載されないよう処理されている。
一方で、アダルトコンテンツは許可されているが、見たくない人がいる可能性のある動画にはラベルをつけることが推奨されている。コミュニティガイドライン違反を繰り返すユーザーに対しては、Blueskyのモデレーションチームが動画のアップロード権限を削除する場合もある。
この新機能の追加は、Blueskyの成長と進化を示す重要な一歩だ。元々Twitterの内部プロジェクトとして始まったBlueskyは、現在独立した公益法人として運営されており、「かつての平和なTwitter」の雰囲気を求めるユーザーから支持を集めている。最近では、ブラジルでXが禁止されたこともあり、ユーザー数が急増。900万人を超えたことが公式アカウントから発表された。
【関連リンク】
・Blueskyに待望の動画投稿機能が追加。最大60秒、ラベル付けや字幕の追加にも対応(INTERNET Watch)
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1623238.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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