スマートフォン買い替え、2年連続で「バッテリー消耗」が主因に
2023年12月の調査では、スマートフォンの買い替え理由として最も多かったのは「バッテリーの消耗」だった。調査に回答した全国の男女1161人のうち、44.9%がこの理由を挙げている。最も多かった回答は「4〜5年に1回」で35.8%を占めた。これに次いで「3年に1回」という回答も多く見られた。
そして2024年9月に公開された最新の調査結果でも、バッテリー消耗が買い替えの主な理由であることが確認された。株式会社NEXERとダイワンテレコムが共同で実施したこの調査では、43.0%の人が「バッテリーの劣化を感じる時」に買い替えると答えた。
2023年の調査とほぼ変わらないこの数字は、1年経っても消費者の悩みが変わっていないことを表している。「すぐにバッテリーが消耗し、充電が煩わしい」「安心して使えない」という声は、前年の調査結果と似通っている。
買い替えのタイミングとしては「3〜4年未満」が22.0%で最も多く、次いで「4〜5年未満」が18.6%という結果だった。これは2023年の調査結果ともほぼ一致しており、消費者の買い替えサイクルに大きな変化が見られない。
スマートフォンメーカーに求められるバッテリー性能の向上
2年連続でバッテリー消耗が買い替え理由のトップであることは、スマートフォンメーカーにとって見逃せない課題だ。消費者のニーズに応えるためには、バッテリー性能の向上やバッテリー交換の手軽さが求められている。
実際、Appleが「電気誘導接剤剥離」という新技術を開発中であり、小さな電気刺激でバッテリーを簡単に取り外せるようになる可能性が報じられている。この技術が実現すれば、消費者の買い替えサイクルにも影響を与えるだろう。現在の情報では、iPhone17から搭載される可能性がある。
【関連リンク】
・【スマホ買い替えタイミングは?】43%が「バッテリーの劣化を感じる時」で最も多い結果に(ASCII)
https://ascii.jp/elem/000/004/222/4222289/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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