【中級編】MESHを使って夏休みの自由研究!小学生のためのレシピまとめ
いよいよ夏休み! お子さんの自由研究選びは進んでいますか? この夏は最近話題のSTEM教育*をちょっぴり体験できる「MESHを使った電子工作」にチャレンジしてみるのはいかがでしょう。ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、さまざまな機能を持ったブロック形状の 「MESHタグ」 を使えば、難しいプログラミングや電子工作の知識がなくても体験できてしまいます!
- *STEM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の教育分野を総称する語のことです。日本では、文部科学省が2020年(平成32年)から小学校でのプログラミング教育実施を決めました。
今回は、MESHを使った電子工作の中級レシピ*をご紹介。親子で一緒に楽しみながら、夏休みの宿題を片付けてしまいましょう!
- 初級レシピは、MESHをシンプルに使って楽しめるレベル。
中級レシピは、MESHのレシピにロジックが追加されたものや、凝った工作が必要なレベル。
上級レシピは、GPIOタグやIFTTTタグなどを使って、他の機器との連携などをするレベル。
MESHを使った自由研究のレシピ【中級編】
・ レシピ概要
帰宅した子どもがボックスに鍵を入れると、スマホ・携帯電話にメールでお知らせ。ちゃんと家についたかが分かります。
このレシピに使用するMESHタグ |
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このレシピに使用する連携タグ |
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このレシピで使う素材 |
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レシピへのリンク | |
作者 |
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作り方
1. 100円ショップなどで鍵が入るサイズの小箱を購入し、自由にデコレーションします
2. 鍵を入れるボックスが完成したらMESHタグを使っていきます。
3. MESHの動きタグを、完成したボックスのフタの裏側に両面テープで貼り付けます。
4. キーボックスに鍵を入れると、動きタグが反応してGmailにメッセージを送信。お子さんの帰宅のタイミングがわかります。
MESHタグの連携図
動きタグが振動を感知したら、メールを送信するように設定。動き感知の間隔を10秒間にすることで、複数回メールが送信されることを防ぐことができます。
・ レシピ概要
ランドセルを所定の場所に置くと、自動でiPhoneやiPod touchのカメラアプリで写真を撮影します。ほぼ毎日同じカットが撮れるので、後から「写真日記」としても楽しめます。
このレシピに使用するMESHタグ |
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このレシピに使用する連携タグ |
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このレシピで使う素材 |
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作り方
1. いつもランドセルをかたづける場所にMESHの明るさタグを貼り付け、ランドセルでセンサー部分が隠れるよう設置。画像ではランドセルをかたづけるラックの底面に両面テープで明るさタグを貼り付けています。
2. センサー部分を隠さないと明るさタグが反応しないので、しっかりとランドセルで塞げる位置に取り付けましょう。
3. 明るさタグは「ふさがれたら」を、カメラタグは「背面」を選んでそれぞれを接続します。ランドセルを片付ける場所のそばにiPhoneやiPod touchをスマホスタンドなどで立てておきましょう。
4. 明るさタグが反応してシャッターが切られるまでは、iPhoneやiPod touchの前で待ちます。カメラタグが反応しシャッター音が流れれば無事撮影完了です。
MESHタグの連携図
明るさタグを「ふさがれたら」に設定し、そこからカメラタグを連携させることで、自動で撮影が可能になります。
・ レシピ概要
人がセンサーを横切ると反応する人感タグをつかったドッキリシステムです。センサーが人を感知するとスピーカーから音が流れます。
このレシピに使用するMESHタグ |
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このレシピに使用する連携タグ |
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このレシピで使う素材 |
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レシピへのリンク | |
作者 |
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作り方
1. 部屋のドアの横、壁の下部など、床から10cmあたりの気付かれにくい位置に人感タグを設置します。
2. 部屋にだれかが入ってきたら、すこし時間を置いてから音声が流れるように設定します(MESHタグの連携図は後述)。
3. 今回は最初からアプリ内に入っている「魔女の笑い声」が鳴るように設定。iPadのスピーカーから音声が流れるようにしています。iPadは、部屋に入ってきた人に見つからないところに隠しておきましょう。
MESHタグの連携図
人感タグによって、人が部屋にいることを感知するとカウンタータグが作動。設定したカウントの後にスピーカーから音声が流れるように設定しています。
・ レシピ概要
風を受ける部分と、音が鳴る部分を分けている「電子」風鈴。外に吊るせば、家の中でも外の風を感じられます。
このレシピに使用するMESHタグ |
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このレシピに使用する連携タグ |
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このレシピで使う素材 |
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レシピへのリンク | |
作者 |
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作り方
1. ドーナツ状の木材に、キリを使って等間隔に3箇所穴を開け、そこにヒートン(金属のわっか)をねじ込みます。
ねじ込んだものがこちら。
2. ヒートンにたこ糸を通して、三本のたこ糸をビーズに通します。
3. 風受けを作ります。今回はMESHの梱包ボックスを活用。箱を四角く切り落として、MESHの動きタグにたこ糸とテープを使って繋ぎます。
4. 風を受ける部分とは反対側にもたこ糸をつけて、先ほどのビーズに通したら完成です。たこ糸の長さは、動きタグが風になびいて木材に当たるように調節してください。
MESHタグの連携図
動きタグは「振動を感知したら」に設定し感度を調節します。今回は30〜100としています。動きタグが振動を感知したらスイッチタグが作動。「ランダムに切り替える」に設定することで、2種類の音のどちらかが流れるように設定しています。
手を動かしながら自然とプログラミングが学べるMESH
難しいプログラミングや電子工作の知識がなくても、身近なモノと組み合わせて工作しながら、自然とその仕組みを学ぶことができるのがMESHのいいところ。お子さんといっしょに、学びながら自由研究を楽しみましょう!
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