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2019.11.19 Apple Music徹底解説!メリット、基本機能の紹介から応用まで

最近話題の定額制音楽ストリーミングサービスを楽しみたい。そんなあなたのためにアップルが提供する音楽配信サービス「Apple Music」を紹介します。他の音楽配信サービスとどう違うのか、どんなメリットがあるのか? そして登録方法や便利な使い方、解約方法までを解説していきます。

Apple Musicとは?基本的な機能って?

Apple Musicはアップルが提供する定額で音楽が聴き放題になるストリーミングサービスで、iPhoneやiPad、Apple Watch、Macといったアップル製デバイスから、Android搭載デバイス、Windows PCまで幅広い環境で楽しむことができます。ここではその配信楽曲数や基本的な機能を紹介します

Apple Music徹底解説
インターネットネコ

曲数やコンテンツの種類が豊富

配信楽曲数は2019年11月時点で約5000万曲。そのどれもが広告無しで聴き放題となります。音楽だけでなくMVなどの映像もあり、数ある定額制ストリーミングサービスの中でも豊富な楽曲数を誇っています。またApple Music限定で先行配信される楽曲や、Apple Music限定のライブ音源シリーズなども存在しています。

またiTunes(Mac OS Catalina以降は「ミュージック」)で管理している楽曲も同期され、各デバイスで管理ができるようになります。

さらにApple Musicには「Radio」と呼ばれるカテゴリが存在し、ここではオリジナルのラジオ局である「Beats 1」が提供する番組や、Apple Musicが提供する音楽ジャンルごとの番組などを視聴することができます。

音質

Apple Musicの音質はAAC 256kbpsです。キャリア通信時は128kbps〜192kbps程度で可変します。アップルは独自のエンコードプログラムを提供しているため、配信に最適化された音質で音楽を再生できると言われています。

歌詞を表示

Apple Music配信楽曲の多くでは歌詞を表示させることができます。iOS13以降、カラオケのように楽曲に合わせて、実際に歌われている箇所の歌詞を表示させる新機能も搭載されています。

ダウンロード再生

ストリーミングサービスで気になるのが通信量で、通信制限に引っかかることを心配している方も少なくないのではないでしょうか? Apple Musicにはダウンロード機能があるため、Wi-Fi環境下でダウンロードしておきオフライン再生することも可能です。

Applemusic独自の機能

Apple Music徹底解説

・ライブラリ
自分のお気に入りの楽曲を追加して貯めていける機能が「ライブラリ」です。Apple Musicの楽曲やアルバムを登録できるだけでなく、手元にある音楽ファイルの管理や、CDからの取り込みも行えます。

・For You
Apple Musicで再生した楽曲やお気に入り楽曲を分析し、おすすめの音楽を提案してくれる機能が「For You」です。ここではお気に入りの楽曲を自動的に編纂した「Favorites Mix」というプレイリストや、最近よく再生している楽曲やアルバム、おすすめの新作などを聴くことができます。

・見つける
Apple Musicが注目しているミュージックやミュージックビデオ、ヒットチャート、ラジオ、テレビ番組、映画などがチェックできるコーナーです。

また、好みのジャンルごとに表示を切り替えることもできるため、特定のジャンルだけを楽しみたいときにも便利です。お気に入りの音楽に近い音楽に出会える「For You」に対し、より広い音楽に出会える可能性がある機能です。

・検索
聴きたい音楽が明確な場合、ここからアーティスト名や楽曲名でApple Musicの膨大な楽曲数から検索できます。

プレイリストやラジオも検索できるため「リラックス」といった気分や、「クリスマス」「ドライブ」などのイベントやシチュエーションで聴きたい音楽を見つけることも可能です。

・Radio
オリジナルのラジオ局「Beats 1」による番組や、Apple Musicによる音楽ジャンルごとの注目楽曲を放送する番組をチェックできるコーナーです。リアルタイムで放送されている番組だけでなく、過去の放送を遡って聴くこともできます。世界トップクラスのアーティストが出演したり、オリジナルで番組を作ったりなど、豪華なコンテンツが魅力です。

充実した曲数や「For You」「見つける」といった機能など、Apple Musicは特定のアーティストに限らず、日々新たな音楽との出会いを探している方におすすめだといえるでしょう。

Apple Musicの料金

Apple Music徹底解説

定額制ストリーミングサービスで気になるのが値段ではないでしょうか。ここではApple Musicの価格、無料トライアル、プランなどについてご紹介します。

無料トライアル期間

Apple Musicは無料トライアル期間を3カ月設けています。SpotifyやLINE MUISCなどのライバルもこれに追従していますが、3カ月も無料で試せるのは大きなメリットです。

料金プランは3種類

・個人
¥980/月

・学生
¥480/月

※Apple Musicの学生プランをご利用いただくには、大学(短期大学および大学院を含む)で学士号や博士号の取得のために修学中、または同等の高等教育コースを履修中、または高等専門学校、専門学校(専修学校専門課程)で修学中であることが必要です。義務教育を実施する教育機関および高等学校は、現時点では対象外です。在学証明が必要です。

・ファミリー
¥1,480/月

家族が6人までアクセスし、一人ひとりの個人アカウントを作ることができます。ミュージックライブラリにすでにある曲をメンバー内でシェアすることも可能です。

「App Store & iTunes ギフトカード」による支払いも

Apple Musicは、App Store & iTunes ギフトカードによる支払いもできるため、クレジットカードがなくても店舗でギフトカードを購入すれば現金での利用が可能です。

Apple Musicの登録

Apple Music徹底解説

Apple Musicの登録方法をiPhoneの場合、Androidの場合に分けてご紹介します。

iPhoneの場合

1.登録画面を開く
「ミュージック」アプリ初回起動時、あるいは「設定」 >「ミュージック」>「無料トライアルメンバーシップを開始」を選択するとApple Musicの登録画面が開きます。

2.Apple IDでサインインしてApple Musicのメンバーシップを購入する
iTunes Storeへのサインイン画面が表示されるので、パスワードを入力してサインインします。購入確認画面が表示されるので、プランを確認して「購入する」をタップします。※無料トライアル期間終了後から課金となります。

Androidの場合

Google PlayからApple Music App を入手して以下の手順を踏みます。

1.Apple Music を開く
Apple Music App をはじめて開くと、「Apple Music へようこそ」というメッセージが表示されます。このメッセージが表示されない場合は「For You」をタップしてください。

2.トライアルを使ってみる
トライアルの案内ボタンをタップして、試用を始めます。※トライアルはお一人または一家族につき 1 回まで。

3.サブスクリプションを使い始める
プランを選び、「既存の Apple ID を使用」をタップしてから、Apple ID とパスワードを入力し、サインインしてApple Musicのメンバーシップを購入します。※無料トライアル期間終了後から課金となります。

応用編

Apple Music徹底解説

ここではApple Musicの使い方の応用編をご紹介します。

AirPodsと組み合わせて完全ハンズフリー再生

Apple Musicはアップルの音声アシスタントであるSiriと連携しています。そのためアップル製完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods」からSiriを起動し「○○を再生して」と指示することで、完全ハンズフリーで音楽を楽しむことができます。

さまざまなデバイスで楽しめる

Apple Musicを楽しめるのは、iPhoneやAndroidなどのスマホだけではありません。MacやWindows PCにもアプリが用意されている他、Apple Watchでも音楽再生を行うことができます。セルラー搭載モデルのApple Watchを使えば携帯電話用の回線を利用してApple Musicにアクセスするため、iPhoneを持っていない状態でも音楽を楽しめます。

Apple Musicを高音質で聴くには

1.「設定」アプリを開き、「ミュージック」>「モバイルデータ通信」を選択します。

2.「高音質ストリーミング」をオンにすれば完了です。

また、Appleは、iTunes向けに展開していた配信楽曲のマスタリングプログラム「Mastered for iTunes」を「Apple Digital Masters」にブランド変更し、順次Apple Musicで展開しています。新しくリリースされる楽曲はApple Digital Mastersで配信されていることが多く、さらには世界的に上位の100曲のうち70%がApple Digital Mastersで配信されています。

Apple Digital Mastersは、16bit/44.1KHzというCD向けのフォーマットを経ることなく、マスター用のハイレゾ音源から直接配信用のAACファイルを作成し、高音質化を実現しています。 音質にこだわる場合、Apple Musicに高い満足感を得られるでしょう。

Apple Musicを解約・退会する方法と注意点

ここではApple Musicを解約する方法を紹介します。無料トライアル期間中に解約すれば課金されることはありません。

解約の仕方

iPhoneの場合

1. 「設定」>「[ユーザ名]」>「iTunes と App Store」の順に選択します。
2. 画面の上部に表示される Apple ID をタップし、「Apple ID を表示」をタップします。サインアウトしている場合は、Apple ID でサインインする必要があります。
3. スクロールして「サブスクリプション」を表示し、タップします。
4. 「Apple Music メンバーシップ」をタップします。
5. 「サブスクリプションをキャンセルする」をタップし、「確認」をタップします。サブスクリプションは、その時点の請求締め日に期間満了となります。Apple Musicの契約プランによって締め日や使用できる期間が変わるため、自分の契約内容を解約前に確認するようにしましょう。

Androidの場合

1.Android デバイスの Apple Music App で、メニューボタン  をタップします。
2.「アカウント」をタップします。「アカウント」が表示されない場合は、「設定」>「サインイン」の順にタップし、Apple ID でサインインしてから戻るボタン  をタップし、もう一度メニューボタンをタップします。
3.「メンバーシップを管理」をタップします。
4.「サブスクリプションをキャンセルする」をタップし、「確認」をタップします。サブスクリプション(契約)は、その時点の請求締め日に期間満了となります。

解約後の注意点。解約した後も聞ける?

Apple Music解約後は、聴き放題の曲、My Musicに追加した曲、契約期間中にダウンロードした曲はライブラリから消え、iCloudミュージックライブラリも表示されなくなります。

また、解約後はApple Music のコンテンツをライブラリに追加する機能、ラジオステーションを聴く機能、オフラインで聴くためにダウンロードする機能などが停止し利用できなくなります。

まとめ

以上、Apple Musicがどんな特徴のある定額制音楽ストリーミングサービスなのか、どんなメリットがあるのか、そしてその登録方法から解約方法までをご紹介しました。

日々新たな音楽との出会いを探している好奇心旺盛な方には、豪華なオリジナルコンテンツ、5,000万曲という豊富な楽曲数、Apple Digital Mastersといった高音質はとても魅力的でしょう。さらに、たくさんの音楽の中から自分に合った音楽を見つけるため、「For You」「見つける」といったユーザーのサポート機能も万全です。

ぜひ3カ月の無料トライアルから試してみてはいかがでしょうか?

TEXT:PreBell編集部
イラスト:くまみね
PHOTO:Thinkstock / Getty Images

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