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2022.07.23 アプリがアップデートできないトラブル発生!対処方法は?

スマートフォンのアプリをアップデートしようとしたとき、思うようにアップデートが進まずに困ったことはありませんか?

アプリをアップデートしなければ、最新の機能を利用できないうえに、アプリの不具合が修正されないため、アプリが利用できなくなることも考えられます。

アプリをアップデートできない原因としてはさまざまなものがありますが、原因を理解すればそれに応じた対処も可能です。

アプリがアップデートできない場合、最適な対処方法を理解して、確実にアップデートを行いましょう。

ホーム画面を表示させた黒いiPhoneとそれを持つ手

POINT

  • アプリがアップデートできない原因を大きく分けると「外部環境」と「端末関連」
  • 外部環境による原因としては、通信環境、OSのアップデート未実施、ストアの不具合によるもの
  • 端末関連の不具合を解決するには、再起動、バックグラウンドアプリの停止、空き容量確保などを行う

アプリがアップデートできない状態とは?

iPhoneを操作する女性

アプリがアップデートできない状態とは、手動でアップデートのボタンやアイコンをタップしてもアップデートができない状態を指します。

場合によっては、アップデートが始まったにもかかわらず、長い間「保留中」のメッセージが出て待機中のままになってしまうこともあります。

ユーザーとしては「アップデートができなければ、そのままでも良いのでは?」と考える場合があるかもしれません。

しかし、アプリのアップデートは必ず行う必要があります。主な理由としては以下のものがあります。

・セキュリティ対策のため
・新機能が追加されるため
・アプリの不具合を修正するため

1つめの「セキュリティ対策」は、アップデートによってアプリのセキュリティ対策を強化するものです。アプリを更新することによって、アプリをより安心して利用できます。

もし、アプリを更新しなければ、セキュリティ対策が不十分となってしまい、利用する上でリスクが生じるだけではなくアプリが利用できなくなる原因となってしまいます。

2つめの「新機能の追加」は、アップデートによって新しい機能が追加されることを指します。アプリの開発者は、アプリの利便性を高めるために新しい機能を追加することがあります。

アプリの新機能を利用するためにも、アップデートの作業は必要不可欠といえるでしょう。

3つめの「アプリの不具合の修正」は、アプリをリリースした時点では見つけられなかった不具合を修正する作業です。

不具合の種類としては、アプリの利用に重大な支障をきたすもの、操作性に若干の問題があり改善が必要なものなどがあります。

快適な状態でアプリを利用するためにも、アプリのアップデートは定期的に行うことが基本となります。

アプリがアップデートできない場合の対処方法

ホーム画面を表示させたAndroidスマートフォンとそれを持つ手

アプリがアップデートできない場合の対処方法は、環境が原因となっている場合と端末に原因がある場合の大きく2つに分けられます。それぞれの改善方法について説明します。

環境が原因でアップデートできない場合

環境が原因でアップデートできない場合、その原因は通信環境、OS、ストアに関するものが考えられます。

通信環境を確認する

アプリのアップデートができない場合には、ネットの通信環境を確認してみましょう。アップデートができない原因として考えられるのは、電波が届いてない場合、あるいはネットに接続していても通信速度が遅い場合です。

アプリをアップデートしてみると、意外とデータ量を消費することがわかります。また、使用しているアプリの量が多いほど、アップデートが完了するまでにはある程度の時間がかかります。

特に、フリーWi-Fiを利用してアプリのアップデートをするときは時間がかかってしまいがち。アプリをアップデートする場合はネットの接続状況を確認するほか、通信速度が十分に出ているかどうかも確認しておきましょう。

OSをアップデートする

アプリのアップデートができない原因として、デバイスにインストールされているOSバージョンが古いことが考えられます。OSとは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを作動させるためのシステムのことです。

アプリが最新の状態になっていても、そのアプリを利用する端末のOSが古いままであれば、OSが新しいアプリに対応できず、アプリを利用することができない場合があります。

スマートフォンのOSが最新かどうかは、以下のように操作することでチェックできます。

【iOS(iPhone・iPad)の場合】
・設定アプリから「一般」をタップする
・「ソフトウェアアップデート」をタップし、OSが最新でない場合はアップデートを開始する

【Androidの場合】
・設定アプリから「システム」をタップする
・システムから「詳細設定」をタップする
・「システムのアップデート」をタップし、OSが最新でない場合はアップデートを開始する

サインアウト(ログアウト)する

iPhoneやiPadを利用している場合、App Storeにサーバー障害などの不具合が発生していると、アップデートができない場合があります。

その場合は、いったんApple IDからサインアウトして、再度サインインする方法をとってみましょう。Apple IDからのサインアウトは以下のようにして行います。

・設定アプリから「iTunes StoreとApp Store」をタップする
・Apple IDが表示されたらApple IDをタップする
・「サインアウト」の表示が出るので、サインアウトをタップする
・サインアウトしたら、Apple IDとパスワードを入力して再度サインインする

Android端末の場合は、アプリをGoogle Playストアからダウンロードしたかどうかにかかわらず、Googleアカウントに問題があるとみなされた場合に強制的にログアウトされることがあります(パスワードを変更したときなど)。この場合は端末を使用する最初に本人確認の画面が表示されるので、正しいIDとパスワードでログインし、再度アップデートを試みてみましょう。

端末が原因でアップデートできない場合

端末が原因でアップデートできない場合には、再起動の実施、バックグラウンドで起動しているアプリを閉じる、空き容量の確保、日時の設定の確認で対処する方法があります。

スマートフォンを再起動する

スマートフォンに不具合が発生した場合、再起動をすると不具合が解消する場合があります。アプリのアップデートができない場合もまずは再起動を行ってみましょう。

再起動は以下の方法で行います。なお、iPhoneはiOSのバージョンによって再起動の方法が異なります。

【iPhone】
・「スライドで電源オフ」が表示されるまでボタンを押し続ける※iPhoneX・11・12:サイドボタンと片方の音量ボタンを同時に押し続ける(音量ボタンは上下どちらを押してもOK)
※iPhone6・7・8:サイドボタンを押し続ける
※iPhone5以前:トップボタンを押し続ける
・「スライドで電源オフ」が表示されたらボタンを放し、表示をスライドして電源を切る
・電源が切れたら、しばらくしてから電源を入れる

【Android】
・電源ボタンを長押しする
・「再起動」のメニューが表示されたら「再起動」をタップする
・自動的に再起動が行われ、しばらくたつと画面が表示される

バックグラウンドで起動しているアプリを閉じる

アプリはバックグラウンド、つまりユーザーからは見えない部分で起動し続けていることがあります。

この場合、アプリの起動によってスマートフォンの容量の多くを占めてしまうことがあり、アプリのアップデートができない原因となってしまいます。

バックグラウンドで起動しているアプリを閉じることができれば、スマートフォンの容量に余裕ができるため、アプリのアップデートが通常通り行われやすくなります。

バックグラウンドで起動しているアプリを閉じる方法は以下の通りです。

【iPhone】
・ホームボタンをダブルクリックし、最近使ったアプリを表示させる
・アプリを画面の上の方向にフリックして画面上から消すと、バックグラウンドで起動していたアプリが閉じる

【Android】
・画面下にある四角い形をした「履歴ボタン」をタップ、あるいはホーム画面で上に向けてドラッグしながら、画面上にアプリの履歴を表示させる
・ゴミ箱のアイコン、または「すべてクリア」をクリックすると、バックグラウンドで起動していたアプリが閉じる

スマートフォンの空き容量を増やす

アプリのアップデートができない原因として、スマートフォンの空き容量が不足していることが考えられます。

空き容量が1GB程度に減ってしまうとスマートフォンに余裕がないとみなされ、アプリがアップデートできないと判断されてしまうためです。

スマートフォンの空き容量を確保するためには、普段使っていないアプリのアンインストール、または、画像や動画を削除します。

スマートフォンの日時の設定状況を確認する

スマートフォンの日時と実際の日時が異なっている場合、日時のズレが原因でアプリのアップデートが始まらない場合があります。

基本的に、スマートフォンは日付と時刻が自動的に設定されているため、通常は問題がありませんが、時刻にズレが見られる場合は、設定アプリから「日付と時刻」を選び、自動設定になっているかどうか確認しましょう。

まとめ

スマートフォンを持つ女性

通常、アプリのアップデートは定期的に行われているため、アプリのアップデートができない場合、どのようにすれば良いのかとあせってしまいがちです。

しかし、通信環境の確認や再起動の実施など、簡単な対処でアップデートが通常通りに行われることがあります。

アップデートができないと感じたら、「なぜアップデートができないのか」という原因を考え、おおよその原因を突き止めたら、上記で示した対処方法を実施してみましょう。

アップデートができない場合でも、落ち着いて対処すれば解決につながりやすくなります。

PHOTO:PhotoAC/Unsplash/Pixabay/Pexels
TEXT:PreBell編集部

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