Magnific AIで異次元のアップスケーリング!使い方と注意点を解説 ネットの疑問・お悩み

Magnific AIで異次元のアップスケーリング!使い方と注意点を解説

「低解像度の画像をもっと鮮明にしたい」「ぼやけた写真を高画質に復元したい」と思ったことはありませんか?撮影した写真や保存していた画像が思ったより粗く、使いたい場面で困ることは少なくありません。

しかし、手作業で画像を修正するのは手間がかかりますし、専門的な知識が必要な場合もあります。そんな悩みを解決できるのが、AIを活用した画像加工ツール「Magnific AI」です。

本記事では、Magnific AIの特徴や使い方、料金プラン、利用時の注意点について解説します。

Magnific AIとは

Magnific AIとは

Magnific AIは、2023年にリリースされたAI画像加工ツールです。

このツールといえば、高解像度の画像アップスケーリングが特に有名です。X(旧Twitter)でも「異次元のクオリティ」と話題になるほど、高度なアップスケーリング技術を備えています。

しかし、Magnific AIの魅力はそれだけではありません。

ノイズ除去や色彩調整といった基本的な加工機能に加え、画像や動画の照明条件を大きく変えられる「Relight」機能も搭載されています。単に画質を向上させるだけでなく、ユーザーの意図に応じて細部を再構築することも可能です。

その多機能性が、多くのユーザーから注目を集めています。

Magnific AIの使い方

それでは早速、Magnific AIの使用方法について、見ていきましょう。

1. アカウントの作成

Magnific AIを利用するためには、公式Webサイトでアカウントを作成する必要があります。

[画像の拡大、変換、生成]のボタンをクリックします。

[画像の拡大、変換、生成]のボタンをクリック

次に、Google、Twitter、メールアドレスのいずれかを使用してログインします。

Google、Twitter、メールアドレスのいずれかを使用してログイン

2. ツールの選択

ログイン後、ダッシュボードを開き、サイドバーから任意のツールを選択します。

ログイン後、ダッシュボードを開き、サイドバーから任意のツールを選択

各ツールの詳細は次のとおりです。

ミスティック:画像生成モード(モデル、アスペクト比、生成枚数などの選択が可能。画質や枚数によってクレジットの量が変動する。)

ミスティック

正直なところ、そこまで高品質な画像が生成できるわけではないため、Magnific AIを画像生成の主力として使うのは難しいかもしれません。

やはり、画像生成を行うなら、MidjourneyやShakkerなど他のツールを利用する方が適していそうです。

再点火:画像のライティング(照明)を制御・調整する機能(テキスト入力だけで光の特性を指定したり、指定した参照画像の光の特性を解析し、それを生成画像に適用したりできる。)

再点火

この機能を使えば、「逆光にする」「片側からスポットライトを当てる」といった照明の調整が可能になります。

「ライティングを自在に操り、意図した表現を実現するためのツール」として非常に便利です。特に、光が重要なビジュアル制作において、表現の幅を広げるのに役立ちます。

スタイル転送:画像のスタイルや内容を変更・転送する機能(たとえば、アニメ風の画像を参照として指定すると、入力画像がアニメ風に変換される。)

スタイル転送

特に、絵画風、アニメ風、季節変更、キャラクターの特徴変更などに役立つ機能と言えます。

アップスケーラー:画質の向上機能(2倍、4倍、8倍、16倍の解像度アップスケーリングから選択できる)

アップスケーラー

Magnific AIのアップスケーリング機能は、低解像度の画像を高解像度に変換する技術です。

最大16倍まで拡大できるため、古い写真やイラストを高品質なビジュアルに変換することが可能です。

アップスケーリングの過程では、AI技術を活用し、画像の細部を鮮明に保持します。

ポートレート、風景、イラスト、ビデオゲームなど、幅広いジャンルの画像に対応しており、多用途に活用できます。

【ポートレート写真の2倍アップスケール】

【ポートレート写真の2倍アップスケール】

【ビデオゲームの4倍アップスケール】

【ビデオゲームの4倍アップスケール】

3.画像のダウンロード

加工が完了したら、結果の画像が表示されます。

満足できる場合は、画像をダウンロードすることができます。

満足できる場合は、画像をダウンロードすることができる

Magnific AIの料金プラン

Magnific AIの料金プラン

Magnific AIには3つの料金プランが用意されています。

プラン名月額料金通常アップスケール大型アップスケールトークン数
Magnific Pro¥5,900約200回/月約100回/月2,500トークン/月
Magnific Premium¥14,500約550回/月約250回/月6,500トークン/月
Magnific Enterprise¥43,600約1,600回/月約800回/月20,000トークン/月

※通常アップスケール:標準的な解像度のアップスケール処理。
※大型アップスケール:より高解像度のアップスケール処理。
※トークン:アップスケーリング処理に必要な単位。各プランには毎月一定数のトークンが付与されます。

「Magnific Pro」は手軽に利用したい方向け、「Magnific Premium」はより多くの画像を処理したい方向け、「Magnific Enterprise」は企業向けの大規模利用に適しています。

Magnific AIの注意点

最後に、Magnific AIを使用する際の注意点を見ていきましょう。

初回クレジット使用後はプランの契約が必須

Magnific AIでは、初回に付与される60クレジットを使い切ると、新たなクレジットの付与はありません。
そのため、継続利用する場合は、必ずプランを契約する必要があります。

最も安いプランでも月額5,900円がかかるため、学生など支払いが難しい人にとっては継続利用が困難かもしれません。

画像処理に時間がかかる場合がある

アップスケーリングや画像処理には一定の時間がかかる場合があります。

特に高解像度にする際には、処理が完了するまで待つ必要があります。急いでいる場合は、処理時間に余裕を持つことが求められます。

画像の品質が期待通りにならないこともある

Magnific AIは高品質な画像処理を目指していますが、すべての画像で完璧な結果が得られるわけではありません。

元の画像の品質が極端に悪かったりする場合は、期待通りの仕上がりにならないことがあります。

まとめ

Magnific AIまとめ

本記事では、Magnific AIの特徴や使い方、料金プラン、利用時の注意点について解説しました。

高品質なアップスケーリングを手軽に試せる一方で、処理時間や料金面の考慮も必要です。しかし、使いこなせば画像のクオリティを飛躍的に向上させることができます。

まずは無料クレジットで試して、自分に合うか確かめてみてはいかがでしょうか?

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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