インターネットの上手な歩き方 〜池澤あやかさんの場合〜 vol.1 愛用サービス編
電車の乗換案内に地図の閲覧、渋滞情報。必要なアイテムは通信販売ですぐに取り寄せることができますし、SNSで友人とのコミュニケーションもカンタンに。インターネットインフラが普及することで私たちの生活は大きく変わりました。
多種多様なサービスが提供されている現在は、むしろサービスが多すぎて、何をどう選べば良いのかわからなくなってしまう現在でもあります。そこでタレントでありながらエンジニアとしても活躍する池澤あやかさんに、彼女流のインターネットの歩き方を教えてもらいました。
原稿のやりとりもオンライン上で
普段から活用している、そしてみんなにオススメしたいインターネットサービスは何ですか?と尋ねると、まずはデータ保存に便利な、オンラインストレージのGoogle ドライブの名前があがりました。
「Google ドライブなら共同編集できるのでやりとりが楽なんですよ。」
PCからもスマートフォンからもオンラインで原稿を書いたり、プレゼン資料を作り込めますし、チェック時もSkypeなどで打ち合わせをしながらその場で修正できるのがポイントとのこと。作成したデータをHTML形式で保存することもできるため、画像を抽出したいときに重宝しているそう。通信速度の向上とデバイスの高性能化によって、リアルタイムでの編集が楽になったのもポイントです。
「時代はクラウドですよね!」という池澤さんは、同じくオンラインストレージのDropboxの有料プランユーザーでもあります。Google ドライブで扱えないデータのやりとりに使っているのではなく、あくまでバックアップ用途とのこと。
「以前、Raspberry Pi(ボードコンピューター)のOSをPCに書き込んでしまったことがあって、変な画面がでたままフリーズしちゃったんですよ! 恐ろしいですよね」
でもDropboxに必要なデータを全部入れておいたので、特にひどい被害にはならなかったそうですが・・・そうそう遭遇しないトラブルですよね。
なければ自分で作る
ハードウエアの開発も行う池澤さん。ところで現在作っているのは、どんなものですか?
「100円ショップの目覚まし時計の音を大きくする改造をしているんですよ。時間になるとドラをたたくという(笑)。めっちゃうるさいです」
そして100円ショップのアイテムについて熱く語る池澤さん。シンプルな構造で仕組みがわかりやすいところにほれて「この間は目覚まし時計をスペアも含めて10個は買いました」と、ディープなハマりようを披露していました。
いま一番欲しいのは目覚まし時計と連動するコーヒーメーカーですって。
Bluetoothでスマートフォンと連携するモデルがあるとのことですが「APIが公開されたら欲しいです」。いやあ、聞きしに勝るギークっぷりがスゴい。
「コーヒーを淹れるボタンを押す機構を(マイコンボードの)Arduino(アルデュイーノ)でコントロールして、100円ショップ目覚ましとつないでドラが鳴り始めたと同時にコーヒーを淹れられるというのが欲しいです(笑)。なかったら作れ、ですけどね。DIY好きなんですよ」
創作意欲にあふれる池澤さんだからこそ、スマートな手段を使って、さまざまなチャレンジを繰り返しているようです。次回はビジネスシーンで欠かせないインターネットサービスについて、池澤さんのお気に入りを聞いています。引き続きお楽しみに!
池澤あやか
1991年東京都生まれ。
慶應義塾大学環境情報学部卒業。
2006年、第6回《東宝シンデレラ》審査員特別賞受賞。同年、映画『ラフ』にてデビュー。
様々なドラマ、映画で活躍。
最近はNHK広報番組「とっておきサンデー」MC、Abema TV「Abema Prime」金曜MCの出演以外にもプログラミング等のIT分野でエンジニアとして活躍の場を広げる。
著書に『小学生から楽しむ Rubyプログラミング』(日経BP社)、『アイデアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』(大和書房)がある。
TEXT:武者良太
PHOTO:合田和弘
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