インターネットの上手な歩き方 〜池澤あやかさんの場合〜 vol.2 お仕事編
タレント兼エンジニアとしても活躍する池澤あやかさんに、彼女流のインターネットの歩き方を教えてもらう本企画。前回は愛用しているクラウドサービスと、ハードウェアのお話を聞きました。今回は池澤さんがビジネスシーンで活用しているサービスと、ネットコミュニケーションのサービスについて尋ねてみました。
重要な書類をオンラインで作成する
「コレのおかげで楽になりました!」とオススメしてもらったのが、請求書作成サービスのMisocaです。細々とした経費も請求書に明細を書いて提出しなければならないそうで、昔はAdobe Illustratorでスタイリッシュな請求書を作り込んで送っていたそうです。…スタイリッシュな請求書?
「かっこいい英字フォントを使って、請求書ではなくINVOICEと書いたりしていました(笑)」
しかし、Misocaに気がついてからはこれ一択。フォーマットは一定でビジネスライクなものですが、以前送ったデータを流用できるから作成するのが楽だし、メールに添付して送付するのもとてもカンタン。カッコよさよりも便利さが勝ってしまいました。
書面で提出しなければならない場合でも、印刷&郵送を依頼できるサービスも選べますし、個人事業主にとってもオススメなんですよね。
女性エンジニアが集うSlack
オンラインでのコミュニケーションには、多くのサービスを使っているそうです。まずは女性エンジニアだけが集まったSlackのチャンネルをよく見ているとか。
「絵文字をカスタマイズできるんですよ。共通の友達の顔をドット絵的に作って登録したり、“いいね”的なアイコンをカイジの“ざわ…ざわ”にして、『10ざわざわついた!』と盛り上がったりして」
オリジナリティを見せ合う場というのはなんとも楽しそう。そしてSNSは、TwitterやFacebookも使っていますが、直接の友達とつながっているというクローズドなPathを使い、チェックインした場所などをポストしているようです。
「投稿するときのボタンを押すと、面白い動きをするなど、UIが可愛いんですよ。また飛行機に乗ると、自動的に飛行機に乗ったという画面がでるんですよ。そういうのが楽しくて楽しくて。抜け出せない沼なんです(笑)」
居心地のいいベストプレイスって大事ですよね。でも多くのサービスを利用しているからこその悩みもあります。それは多種多様なサービスからのメッセージでごちゃごちゃになってしまうこと。だからこそ一元化してメッセージを管理できるサービスが欲しいそうです。
またメールの返信も自動化してくれたら…と願っていました。
「AIで返信文作ってくれるようにならないですかねー。もしくは、返信が必要なメールを自動判別して教えてくれるとか」
プログラミング言語の1つ、Rubyの女王とも言われている池澤さんですから、求める機能を満たすにはどういった要素が必要なのかも見えているのかもしれません。それこそハッカソンに参加して、チームで目的を満たすサービスを作るというのも手なのでは?と聞いてみました。
「実は2月に女子チームで某ハッカソンに参加したんですよ。女子会的に、優雅に、お茶会っぽくできるかなと思ったんですけど、これが大変でした。普通に徹夜でした(笑)」
だからしばらくいいや、という池澤さん。今回もオチがついているのは気のせいでしょうか(笑)
次回は自分を可視化するためのガジェットについて聞いてみますよ!
池澤あやか
1991年東京都生まれ。
慶應義塾大学環境情報学部卒業。
2006年、第6回《東宝シンデレラ》審査員特別賞受賞。同年、映画『ラフ』にてデビュー。
様々なドラマ、映画で活躍。
最近はNHK広報番組「とっておきサンデー」MC、Abema TV「Abema Prime」金曜MCの出演以外にもプログラミング等のIT分野でエンジニアとして活躍の場を広げる。
著書に『小学生から楽しむ Rubyプログラミング』(日経BP社)、『アイデアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』(大和書房)がある。
TEXT:武者良太
PHOTO:合田和弘
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