たった5日で登録ユーザー数1億人突破！Threads（スレッズ)とはどんなアプリ？

Threads（スレッズ）は、2023年7月にMeta社からリリースされた新たなSNSです。

同じくMeta社が開発したInstagramに続く新たなSNSとして、スレッズも多くの注目を浴びており、Twitterと勢力を二分する存在になるのではないかといわれています。

実際に、Threadsのリリースから数日もたたないうちに、著名人や政治家らによるTwitterからの乗り換えが相次ぐ動きを見せました。

この動きについて、Meta社のザッカーバーグCEOは「まだ多くのプロモーションもしていないのに、リリースから5日で登録者が1億人を突破したのは信じられない。」とコメントを残しています。

Threadsでは、1度の投稿で最大500文字のメッセージを投稿することができます。これは、Twitterの無料一般アカウントの最大文字数である140文字よりも大幅に増えたものです。

これまでTwitterの文字制限により表現が制約されると感じていた方にとっては、Threadsはとても使い勝手の良いアプリとなるでしょう。

Threadsでは、1回の投稿で同時に最大10枚の画像を添付できます。

その点、Twitterでは1つの投稿に最大4枚の画像しか添付できないので、画像を含めた投稿においてはThreadsの方が使い勝手がよいでしょう。

Threadsには、他の一般的なSNSと同様に「いいね」機能があります。投稿上のハートマークをタップするだけで簡単に「いいね」を送ることができるので、他のタイムライン型のSNSを触ったことがある方であれば、問題なく使いこなせるでしょう。

さらに、Threadsには「いいね」の数を非表示にするオプションも備わっています。自分の投稿が予想以上に多くの「いいね」を獲得してしまうことが気がかりな方にとっては、とても安心できる機能といえるでしょう。

Threadsには、Twitterのリツイートとほぼ同じ機能の「再投稿」、引用ツイートとほぼ同じ機能の「引用投稿」が備わっています。

さらに、Threadsでは投稿するときにURLを貼り付けたり、メンション機能を使って他のユーザーに呼びかけることも可能です。

そのため、投稿に関する機能性は、Twitterを使っている感触にとても近いです。Twitterを使ったことがある方であれば、Threadsをスムーズに使いこなすことができるでしょう。

Threadsには、InstagramやTwitterなどの外部アプリと投稿を共有する機能もあります。

自分の投稿を共有したい場合、Threadsのプロフ画面から該当の投稿を選択すると、下部に紙飛行機型のマークが出現します。

このマークを選択すると、Threadsの投稿内容やURLをTwitterでつぶやいたり、Instagramの投稿としてもシェアすることができます。

Threadsは、2023年7月現在すべての機能を無料提供しています。

Twitterはつい最近まで無料でしたが、2023年1月以降に有料のサブスクリプションサービスであるTwitterBlueが導入され、一部の機能が有料化されました。

そのため、無料でTwitterのようなSNSを利用したいユーザーにとって、Threadsはおすすめです。

Threadsは、Instagramアカウントとの連携が可能です。

すでにInstagramを使っている方であれば、Threadsでもそのまま友人やフォロワーとのやりとりを継続できます。

この連携により、Threadsで新たに友人やフォロワーを探す必要がなくなるため、手軽に既存の繋がりを維持できるという利点があります。すでにInstagramを通じて多くの人々と繋がっている場合、Threadsへの移行はスムーズに行うことができます。

Threadsは、写真や動画を添付した投稿だけでなく、テキスト単体での投稿も可能です。

Instagramでは画像も一緒でなければ投稿はできないため、テキスト単体の場合はTwitterを使用したり、画像を主体に投稿したい場合はInstagramを使ったりと、目的に応じて使い分ける必要がありました。

Threadsでは画像のみ、またはテキストのみの投稿も容易に行えるため、どちらの用途で使うにしても、Threadsひとつで投稿を完結させることができます。

2023年7月時点では、Threadsに広告機能はありません。このため、広告によるストレスを軽減できるという点が利点として挙げられます。

現時点では広告のカットインは報告されていませんが、今後のアップデートやサービス変更によって広告が導入される可能性もあるため、利用を開始するタイミングには注意が必要です。

Threadsでは、DMによる直接のやりとりができません。

Threadsを使用して他のユーザーと意思疎通を図りたい場合は、Instagramに移動してDMを送り合う必要があります。そのため、特にビジネスの場面などでDMを頻繁に利用する場合は、手順がやや煩雑に感じるかもしれません。

 DMを積極的に活用する必要がある場合は、Threadsの利用に制約が生じる可能性がありますので、その点に留意しておきましょう。

現時点では、ThreadsはiPhoneまたはAndroidからの利用はできますが、PCからは利用できません。

そのため、SNSをPCから利用する人にとっては、デメリットと感じる部分となるでしょう。

Threads自体に検索機能はありますが、検索対象はアカウント名のみなので、ハッシュタグを使うような検索はできません。

Threadsはテキストに重点を置いたSNSであると考えると、投稿検索に制約がある点は、やや使いづらさを覚えるかもしれません。

Threadsを使うにはInstagramを完全に紐づける必要があります。そのため、何らかの理由でThreadsアカウントを削除する場合は、Instagramアカウントも同様に削除しなければなりません。

Threadsを登録し利用する際には、Instagramアカウントとは切り離せない関係にあることを覚えておきましょう。

最初に、Threadsのアプリを取り込みましょう。

2023年7月時点ではiOSとAndroidの両方からアプリがダウンロードできるので、「App Store」または「Google Play」からアプリをダウンロード・インストールします。

アプリのインストールが完了したら、Threadsを開いて「Instagramでログイン」ボタンを選択し、Instagramアカウントとの紐づけ作業を行いましょう。

Threads で使うプロフアイコンや自己紹介文を登録します。Instagramに登録済みであれば、そのまま使いまわすことも可能です。

ThreadsはInstagramとは別のプライバシー設定に変更できます。プロフィール公開にするか、非公開にするかを選択しましょう。

ログインの手続きが完了すると「Threadsのしくみ」というページが表示されます。

このページには、Threadsの概要や使い方が説明されていますので、内容をじっくりと確認しましょう。

内容を確認したら、ページの最下部にある「Threadsに参加する」というボタンを選択すれば、登録完了です。

Threadsの普及を予測するためには、既存のSNSとの関連性を理解する必要があります。

2023年7月末の段階ではInstagramとの連携機能はついていますが、FacebookとThreadsの連携機能はありません。Facebookの主要な特性である実名制のコミュニケーションがThreadsに組み込まれると、Twitterのような匿名性を重視するユーザー層を惹きつけるのが難しいと考えられます。

その点をInstagramと比較してみると、ThreadsはSNS内の人間関係を共同で利用するように作られています。つまりThreadsは、Instagramの構造の上にTwitterのような特徴を備えているともいえます。

Twitterは匿名性を売りにしたことで、多くのユーザーを抱え込むことに成功しました。しかし、ThreadsはInstagramをベースにしているため、Twitterと比べて匿名性という面ではまだ実装段階です。

匿名性を持つSNSは、ネット上における誹謗中傷などが発生するリスクがあります。その点を踏まえるとThreadsはTwitterと比べて秩序が保たれる可能性が高いですが、その分自由な発言が制限されることになる可能性があります。

ThreadsがTwitterにとって代わるかどうかは、Threads内での言動をどのラインまで許容するのか、Twitterよりも秩序の良い空間をつくり出すことができるかどうかによって変わってくるでしょう。

本記事では、2023年7月にMeta社からリリースされたThreads(スレッズ)について解説しました。Threads(スレッズ)はリリースからたった5日で登録者が1億人を突破し、各国の著名人や政治家らがこぞってTwitterからThreads(スレッズ)に乗り換えたことで大きな話題を呼びました。

Threads(スレッズ)は、現状Twitterよりも機能面で優れた点もあり、instagramに引けを取らない点を持ち合わせています。今後の利用者増加によってはさらなる機能改善も考えられます。

これからのThreads(スレッズ)のユーザー数増加や機能改善について注目していきましょう。

PHOTO：iStock
TEXT：PreBell編集部