インターネットの歴史が一堂に!世界初のオンライン博物館
世界初のオンライン博物館「Internet Artifacts(インターネット・アーティファクツ)」がオープンした。これは、プログラマーのニール・アガーワルが手掛けた作品である。
この博物館には、1993年に英ケンブリッジ大学のコンピューター研究室に設置され、研究室内にあるコーヒーポットの残量を監視するために用いられた世界初のウェブカメラがある。
また、1999年に登場したMP3ファイル共有サービス「Napster(ナップスター)」の楽曲リストがあり、実際にその楽曲をダウンロードすることができる。
このファイルは、データ圧縮によってボーカルの歌声に歪みが生じていないかを確認するためのテスト音源として使用された。インターネット・アーティファクツでは、他にも様々な展示物を見ることができ、インターネットの進化を時系列に追う楽しみがある。
その中には、世界初のツイートや、フェイスブックの前身でマーク・ザッカーバーグが最初に手がけたサービス「Thefacebook」の初期ホームページなど、ソーシャルメディアの出現も含まれる。
インターネットの歴史を知る人も知らない人も、この博物館は楽しみながら時間を過ごせる場所と言えるだろう。
世界初のツイートとは
Twitterの創業メンバーであるジャック・ドーシー氏が出品した世界初のツイートは、デジタルオークションで291万ドル(約3億1700万円)で落札された。
このツイートは2006年3月22日の「just setting up my twttr」というもので、最初のツイートとして認められている。落札者は、ブロックチェーン技術のBridge Oracleを率いるシーナ・エスタビ氏だ。
ドーシー氏はオークションの収益をビットコインに換え、東アフリカで活動する非営利団体「GiveDirectly」に寄付した。このツイートは、NFT(Non-Fungible Token、代替不可能なトークン)として、ツイートの権利を売買できるサービスプラットフォーム「Valuables」(Cent)で出品された。
【関連リンク】
・インターネット・ミュージアムがオンラインでオープン-展示品に触れることもできる(Forbes)
https://www.forbes.com/sites/barrycollins/2023/10/26/internet-museum-opens-online-and-you-can-touch-the-exhibits/?sh=20a88a44578a
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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