U-NEXT、ユニバーサル ミュージックの豊富なラインナップを新たな体験として提供開始
2024年1月19日、U-NEXTはユニバーサル ミュージックとの包括的な配信契約を締結した。AdoやBTSなどのミュージックビデオを提供する。
パンデミックの影響で音楽体験は変化し、自宅でのライブ視聴が増えた。U-NEXTは音楽ライブを増やし、2023年には160本をストリーミングしている。
ユニバーサル ミュージックとの契約で映像と音楽のエンターテインメント提供へ進んだU-NEXTの音楽動画配信本数は、すでに5,000本を超えており、映画、アニメ、ドラマ、スポーツと並び、音楽もメインコンテンツとしての地位を固めつつある。
すでに音楽業界とファンの期待は高まっており、このサービスが日本国内のエンターテインメントの未来をさらに豊かなものにすることは間違いないだろう。
独自の価格戦略で有料会員数を増加させる
U-NEXTがエンターテイメントの多角的な拡充を続ける中で、そのビジネスモデルも進化した。2023年7月には、TBSなどが出資する「Paravi」の事業統合を開始し、その結果として会員数が飛躍的に増加した。
注目すべきは、競合他社が価格競争を展開するものの、U-NEXTは一律「税込2,189円」という価格設定を維持している点だ。この価格には1,200円分のポイントが含まれ、実質的な費用負担はさほど高くないにもかかわらず、表面上の印象として「高価」と見られがちだ。
しかし、堤社長はこの価格戦略について、今後も変更する予定がないと強調している。現在の有料会員数が300万人を超え、400万人に到達したばかりという今、目標である500万人超えはまだ達成しておらず、今後も成長に向けた動きは活発に続けられるだろう。
先の包括的配信契約による音楽コンテンツの強化に加え、各ジャンルの充実、そして固い価格設定での質の維持と拡大を図るU-NEXTの動きは、市場での存在感を一層際立たせ、会員数の増加という形でその効果が現れている。未来への踏み出しはまだまだ続くだろう。
- 関連リンク
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U-NEXTとユニバーサル ミュージックが包括的配信契約を締結
同社の膨大な音楽映像を提供し「音楽のU-NEXT」へ(USEN-NEXT HOLDINGS)
https://usen-next.co.jp/newsrelease/2024/01/u-next-universal.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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