Googleマップ、LLMを活用し会話をするように目的地を検索できる機能を米国の一部で試験導入
Googleは2024年2月1日、大規模言語モデル(LLM)を活用し、対話型検索機能を追加することを発表した。まずは、米国のGoogleマップコミュニティで活動するローカルガイドを対象に試験的に導入する。
この新しい機能では生成AIを活用し、対話するように目的の場所を提案する。これまでよりも大幅に使い勝手が向上するだろうとGoogleマップ担当バイスプレジデントのミリアム・ダニエル氏は報告している。
目的の場所を尋ねると、2億5000万件を超える場所に関する詳細な情報と、コミュニティからの信頼できる口コミ情報を大規模言語モデル(LLM)が分析し、ユーザーに最適なアドバイスをしてくれるという。
会話をするように質問するだけで最適な提案 写真やレビューも同時に確認可能
行きたい場所をテキストで入力すると、おすすめの場所をマップ上で提案し、候補地の写真やレビューも一緒に確認することができる。提案に対して追加の質問を投げかけることで条件を追加したり、関連した新たな場所を提案することも可能だ。
これまでであれば、「サンフランシスコ ヴィンテージ」のようにキーワードをいくつか入力することで検索をしていたが、「サンフランシスコのヴィンテージな雰囲気のある場所」のように自然な文章で問いかけるだけで、豊富な情報から信頼できる提案をしてくれるという。
Googleは、「これはマップを生成AIで強化する取り組みのほんの始まりにすぎない」とし、他地域への展開の予定は公開されていないが、Googleマップの利便性が飛躍的に向上することが期待される。
- 関連リンク
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Google マップ、LLMを使って行きたい場所をおすすめする新機能(Impress Watch)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1566179.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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