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Google検索の生成AI機能SGEに新たな2つの機能を追加

米Googleは、10月12日に、Google検索の生成AI機能SGE(Search Generative Experience)に、新たな2つの機能を発表した。これは5月に米国で提供が開始され、その後、日本でも8月から利用できるようになっている。

新たな機能は、画像生成と文書の下書き生成である。ただし、現時点では英語版のSGEを利用している米国のユーザーのみが利用可能だ。

画像生成機能は、米MicrosoftのImage Creatorとほぼ同じである。Image Creatorでは、米OpenAIのDALL・E 3が使用されているが、SGEではGoogleのImagenが採用されている。

画像生成の方法は、プロンプトを入力すると最大4つの画像が生成される。これらの画像のいずれかを選択し、さらに別のプロンプトで編集することも可能だ。

生成される画像には、AI生成によるものと判別できるラベルと透かしが付いている。透かしは人間の目では見えないため、画像にフィルタや色の変更、トリミング、圧縮を加えても透かしは保持され続ける。また、透かしはメタデータ情報ではなく、画像のピクセルに直接埋め込まれているため、メタデータが失われても検出可能だという。

文書下書き生成機能では、文章の長さの調整やトーンの変更(カジュアルかフォーマルか)など、指示に基づいて下書きを生成することができる。生成された文章を使いたい場合は、そのままGoogleドキュメントやGmailにエクスポートすることも可能だ。

Google Labsに登録してSGE体験!

SGEには、これまで複数の機能が追加されている。検索結果に画像や動画が表示されるようになり、検索結果のWebサイトへのリンクにはWebサイトの公開日が明記されるようになった。

さらに、単語にカーソルを置くと図解が表示され、オーバービュー内のコードセグメントが色分けされるようになっている。また、Webページのポイントも箇条書きでまとめられている。

Googleは今後、「この画像について」という新機能を公開する予定もある。この機能により、画像のコンテキストや信頼性を評価し、AIで生成された画像かどうかを判断することができるという。

2023年10月時点で、SGEはテスト版として公開されており、そのままでは使用することができない。SGEは、Google Labsに登録することで使えるようになる。

【関連リンク】

・検索における生成 AI でインスピレーションを得る新しい方法(Google)
https://blog.google/products/search/google-search-generative-ai-october-update/

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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