楽天証券が資産運用アプリ「iGrow」の提供をスタート
楽天証券が2024年12月25日に開始したスマートフォン向け資産づくりアプリ「iGrow」。このアプリは、投資初心者から経験者まで幅広い利用者を想定して設計されており、資産管理や投資信託の取引が手軽に行える。楽天証券の口座保有者はすべての機能を利用可能で、口座を持たない人でも一部機能を無料で体験できる点が特徴だ。
「iGrow」では、楽天証券の取扱商品に加え、楽天銀行の預金残高や楽天ポイントの管理など、さまざまな資産を一元的に把握できる。さらに、NISA口座やiDeCoも含めた総合的な資産状況をグラフで視覚的に確認できるため、運用状況の把握が容易になる。初心者には「かんたん積立診断」機能を提供しており、質問に答えるだけでロボアドバイザーが最適な投資プランを提案。投資に対する不安を軽減しながら、誰でも簡単に運用を始められる仕組みを実現している。
資産管理をもっと身近にするアプリの機能
「iGrow」のもう一つの特徴は、情報収集をスムーズに行える点にある。楽天証券経済研究所の専門家やロイターから配信されるニュースをアプリ内で閲覧できるほか、SNS感覚で興味のあるアカウントをフォローして情報を集めることができる。この機能により、投資初心者でも市場の動向をタイムリーに把握しやすくなるのだ。
現在は投資信託の取引が中心だが、今後はNISA成長投資枠に対応した国内外株式の取引機能を追加する予定だという。投資対象の幅が広がり、さらなる利用者のニーズに応える環境が整備されていく見込みだ。また、楽天証券の利用者数が2025年1月に1200万口座を突破するなど、同社の信頼性が高まっている点も「iGrow」の魅力を裏付けている。
楽天証券は、「iGrow」を通じて、資産運用のハードルを下げ、利用者が安心して資産形成を続けられる環境を提供することを目指している。このアプリは、忙しい社会人や投資初心者にとって、資産管理を身近にするための頼れるツールとなるだろう。
【関連リンク】
・楽天証券、新アプリの提供開始=「iGrow™」、資産管理や投資信託取引が一つで(時事フィナンシャルソリューションズ)
https://financial.jiji.com/long_investment/article.html?number=767
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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