ネットのギモン・お悩み

2018.02.08 【ネトフリ】要注意!テレビでネット動画を見たいときの落とし穴5つ【Hulu】

NetflixにHuluに、Amazonプライム・ビデオ…。人気の映画やドラマに加え、オリジナルコンテンツも充実している動画サブスクリプションサービス。パソコンやスマホだけでなく、テレビをネットにつないで各種動画を楽しむということも一般的になってきました。定額で料金を支払うことで各種エンタメ楽しみ放題! ……ではあるのですが、実は「こんなハズじゃなかった」という失敗をしてしまう人も多いんです。「テレビをネットにつなげさえすればなんでもできる」なんて思っていると、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。

パソコンやスマホはネットにつなげば、どの機種でもどの回線でも概ね同じコンテンツを楽しむことができます。一方、テレビをネットにつなぐ場合は、機器によってはお目当ての動画が見られなかったり、余計な手間がかかってしまったりすることがあるのです。「それなりの出費をしたのに、結局スマホでチマチマ見ることに」「結局買い直してムダ使いをしてしまった……」なんてことになったら本末転倒。テレビでネット動画を見るときに陥りがちなトラブルのうち、代表的なものをご紹介しましょう。

落とし穴その1:Amazonプライム・ビデオはChromecastや第1・第2世代のApple TVでは見られない

年間3,900円で配送料無料など、さまざまな特典が使い放題になるAmazonプライム。なかでもさまざまな映画やドラマが見放題になるAmazonプライム・ビデオは、動画好きならたまらないサービスと言えるでしょう。ドラマやアニメなどのオリジナル作品、海外ドラマに名作映画とラインナップも豊富です。

しかし、残念ながらChromecastはAmazonプライム・ビデオ未対応(2018年1月現在)のため、テレビに繋いでも視聴できません。また、ニコニコ動画も未対応です。Google Chromeに「Google Cast」という拡張機能を入れ、Chrome上に映すことでAmazonプライム・ビデオもニコニコ動画も視聴可能ではありますが、この方法はAmazonの公式の方法としては推奨されておらず、今後も視聴できるとは限りませんので注意が必要です。

ほか、第1・第2世代のApple TVもAmazonプライム・ビデオには対応していませんので、2012年以前にApple TV を購入した方も注意しましょう。Amazonプライム・ビデオのために結局Fire TV Stickを買い直した……なんて人の話もチラホラ聞こえてきます。

落とし穴その2:Fire TV StickでYouTubeを見られない!

2018年1月1日から、Fire TV Stickを使用してテレビをネットにつないでいると、YouTubeが見られないようになりました。FirefoxやSilkなどのブラウザを経由すれば見ることができるとはいえ、いちいち切り替えて接続するのは面倒なものです。

原因は、AmazonとYouTubeを運営するGoogleが競合関係にあること。Google側はサポートを再開するよう早期に合意を望むという声明を発表していますが、熾烈な争いを繰り広げるライバル関係にある両社の関係性が今後どうなるかは誰にも読めません。YouTubeの動画をメインで楽しみたいと思っている人の場合は、Chromecastなど別の機器を検討したほうが安全と言えそうです。

落とし穴その3:TVerはAndroid TVでは見られない!

在京民放5社(日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)がタッグを組んで運営している民法公式テレビポータル「TVer」。見逃したドラマやバラエティ番組を一定期間無料で見られる嬉しいサービスですが、ChromecastやFire TVシリーズ、などのスティック型パソコンでは視聴できるものの、Android TVでは視聴できません。AndroidのPlayストアからアプリをインストールすれば視聴もできますが、使えるのはTV対応アプリのみ。スマホからなら見られるとはいえ、せっかくの大画面で楽しめないは残念なところです。

しかし、「TVer(ティーバー)」は2018年1月16日、Android TVで同サービスを利用できるようにするアプリ「TVer androidTVテスト版」を3月31日までの期間限定で提供開始しました。

テレビ見逃し配信サービス「TVer」、PC/スマホだけでなくテレビでも視聴可能に(https://www.phileweb.com/news/d-av/201801/16/43081.html)

期間限定でのサービス提供ではありますが、今回はTVerのテレビ向け実証実験としての措置のようなので、今後正式にAndroid TVでもTVerを視聴できるようになるかもしれません。今後の動向に注目です。

落とし穴その4:Chromecastにはリモコンがない!

Fire TV StickやApple TVには付属のリモコンがありますが、Chromecastはスマホやタブレットから操作することになります。従来のテレビのような感覚で使いたいという場合は、操作性などで若干のストレスを伴うことに。自分のスマホをリモコン化している本人はよくても家族から文句の声が上がる、なんて人も多いようです。

落とし穴その5:動画サービス乗り換え時に二重払い期間が生じる場合がある

落とし穴1〜3のように、デバイスを買ってから後悔した場合「サブスクリプション型動画サービスのほうを乗り換えればいいんじゃない?」という考え方もあるでしょう。そのときにやってしまいがちなのが二重払い期間の発生です。

たとえばHuluやNetflixでは日割り計算といったシステムはなく、解約手続きを行なっても次の請求日の前日まで動画を見ることができます。Amazonプライム・ビデオの場合は月額契約で400円、年間契約で3,900円ですが、日割り計算で返金されます。「Netflixを解約してAmazonプライム・ビデオにしよう!」といった場合、解約日を確認してからAmazonプライムに申し込みたいところです。

落とし穴に注意してネット動画を快適に楽しもう

テレビでネット動画を見る場合はChromecastやApple TVをはじめとした機器の特徴と、HuluやNetflixのような動画サービスの特徴の両面に注意する必要があります。動画サービスを選ぶ際、見たいコンテンツがあるかどうかを比較検討の基準にする人が多いと思いますが、自身が想定している機器と動画サービスの組み合わせでそのコンテンツを視聴できるかどうかも事前に確認しておくと良いでしょう。

これからテレビでネット動画を見たい場合はまず、「何を見たいか」、そして「どの動画サービスを使いたいか」を明確にしておくことをおすすめします。先にこの2つを明確にしておけば機器を選ぶ際もスムーズなはずです。せっかくテレビの大画面で楽しむのですから、事前に注意すべきポイントを把握して機器、サービスを選びネット動画を満喫しましょう。

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