ハッシュタグ(#)とは?使用例や歴史、正しい使い方を解説 ネットの疑問・お悩み

ハッシュタグ(#)とは?使用例や歴史、正しい使い方を解説

InstagramやX(Twitter)などのSNSで広く利用されているハッシュタグ(#)をご存知ですか?

ハッシュタグ(#)を投稿に追加すると、そのキーワードを含む投稿を簡単に検索できるだけではなく、他のユーザーがあなたの投稿を見つけやすくなるなどのメリットがあります。

この記事では、ハッシュタグ(#)の特徴や使用例、歴史、そして正しい使い方など解説します。

ハッシュタグ(#)とは

ハッシュタグ(#)とは

「#」マークと任意のキーワードを組み合わせたハッシュタグ(#)は、SNS上で特定のトピックを強調・分類するために使われます。

ハッシュタグ(#)を投稿に追加することで、ユーザーはその投稿がどのトピックに関連しているかをすぐに認識でき、同じトピックに関心のあるユーザーが投稿を見つけやすくなるという特徴があります。

ハッシュタグ(#)は青色のリンクとして表示され、ユーザーが見つけやすいように設計されています。

ハッシュタグ(#)の使用例

ハッシュタグ(#)の使用例

ここでは、InstagramとX(Twitter)でのハッシュタグ(#)の使用例を分けて解説します。

Instagramでの使用例

Instagramでは、1つの投稿につき最大30個のハッシュタグ(#)を使用できます。

人気のあるハッシュタグ(#)は競争が激しいため、大・中・小のボリュームをバランス良く選び、ブランド名、地名、コミュニティなどを含めると効果的です。

多くの人に投稿を見てもらうためには、工夫したハッシュタグ(#)の選択が必要になります。

Instagramでの使用例(Instagramより)

これはNEWSPICKSの一例で、最近のトレンドである人工知能などのハッシュタグが使用されています。

関心のある特定分野のハッシュタグは、ターゲットオーディエンスとのつながりを作るために有効です。

X(Twitter)での使用例

X(Twitter)での使用例

Twitterでは、多くの話題について毎日ツイートが生まれます。

関心があるユーザーはハッシュタグ(#)を通じて情報を交換し、コミュニティを形成します。

これは、ユーザーが自分の興味・関心に基づいてアカウントをフォローする特性に関連しているようです。

投稿や活動内容の認知度を高めたい場合、フォロワーと関連ユーザーに「どのような内容を発信しているアカウントなのか」を明確に伝える必要があります。

たとえば、「#AIイラスト」「#nijijourney」のようなハッシュタグをつけて投稿すると、その人がAIイラストを投稿していて、nijijourneyというAIツールを利用していることがすぐに分かります。

Xより(Xより)

ハッシュタグ(#)の歴史を振り返る

1960年代のハッシュタグ

1960年代にアメリカ合衆国の通信研究所である、ベル研究所(Bell Laboratories)が新しい電話のキーパッドを改良する際に命名したのが、今でいうハッシュタグ(#)です。

正式には「オクトソープ」と呼ばれます。

この記号自体は19世紀(1801年から1900年)から存在しており、ベル研究所が新しいキーパッドで数字を区切るための記号として採用されました。

1960年代のハッシュタグ(Forbesより:1941年ベル、研究所で働く人々)

1980年代のハッシュタグ

1980年代になると、技術専門家たちは特定のトピックや地域でのメッセージ交換のために、リアルタイムの文字メッセージ交換が可能なインターネットリレーチャット(IRC)を使用し始めます。

その際、「#」はチャットルームや会話のチャンネルを表すために用いられました。

しかし、多くの人にとって新鮮で変わったものとして映っていたようです。

チャンネルを見つけるこの方法は、現在のSNSで使用されるハッシュタグ(#)の起源となります。

2000年代のハッシュタグ

2000年代のハッシュタグ

2007年、元GoogleとUberの開発エンジニアであるクリス・メッシーナ氏がTwitterで「#」を用いた投稿をしました。

それに対して、テクノロジー業界の分析を提供する調査会社GigaOm(ギガオム)の元研究部長ストウ・ボイド氏が「ハッシュタグ(#)」という名前を付けたそうです。

この提案はすぐにはX(Twitter)の経営陣に受け入れられませんでしたが、その後ハッシュタグ(#)は世界中で使われるようになり、メッシーナ氏が初めてハッシュタグ(#)を使用した8月23日は「ハッシュタグ(#)の日(#HashtagDay)」とされました。

ハッシュタグ(#)を付ける方法

ハッシュタグ(#)を付ける方法

ハッシュタグ(#)を作成する際は、半角「#」の後にキーワードを入力し、その前後に半角スペースを挿入するだけです。

最近ではハッシュタグ(#)に絵文字を含めることができます。

ハッシュタグ(#)として認識された文字は、青い色でリンクとして表示されます。

「ハッシュ」を入力すると予測変換で登場しますが、もし出てこない場合は、「ナンバー」または「井桁(いげた)」と入力することで解決します。

ハッシュタグ(#)使用時の注意点

ハッシュタグ(#)使用時の注意点

ハッシュタグ(#)を使用する際は、アルファベットや日本語が利用可能ですが、記号、句読点、スペースは使えず、文字列はそこで途切れてしまいます。

複数のハッシュタグ(#)を一度に使用する場合、各ハッシュタグ(#)の前後にスペースを入れましょう。

ハッシュタグ(#)を使うメリット

ハッシュタグ(#)を使うメリットは、同じキーワードの投稿を素早く検索したり、同じ趣味や関心を持つユーザーと話題を共有したりできることです。

InstagramやX(Twitter)ではハッシュタグ(#)の検索候補やトレンドを確認するのに役立ちます。

まとめ

ハッシュタグ(#)の特徴や使用例、歴史、そして正しい使い方について

この記事では、ハッシュタグ(#)の特徴や使用例、歴史、そして正しい使い方について解説しました。

現在SNSではハッシュタグ(#)が広く利用されていますが、その起源は1960年代の電話キーパッドと1980年代のインターネットリレーチャット(IRC)にさかのぼります。

ハッシュタグ(#)の使用は簡単で、「#」の後にキーワードを入力し、その前後に半角スペースを挿入するだけです。

同じキーワードの投稿を素早く検索したり、同じ趣味や関心を持つユーザーと情報を共有したりするなど、多くの便利さが「#(ハッシュタグ(#))」にはあります。

ぜひこの機会にお試しください。

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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