「aguse」で怪しいサイトを簡単調査!特徴や仕組みを解説
インターネットを利用していて怪しいサイトに騙されてしまった経験はありませんか?不安を抱えながらネットを使うのは、とてもストレスですよね。
しかし、知らないサイトにアクセスする度に不安を感じたり、重要な情報を入力するのをためらったりするのは、インターネットの利便性を十分に活かせていないということです。では、どうすれば安心してネットを利用できるのでしょうか?
そこで注目したいのが、「aguse(アグス)」というウェブサイトの安全性チェックツールです。aguseを使えば、怪しいサイトや危険なサイトを事前に調査し、安全に利用できるかどうかを簡単に確認することができます。
本記事では、aguseの特徴や仕組み、使い方について詳しく解説します。
- 目次
aguseとは
aguseは、ウェブサイトやメールアドレスの“素性”を確認できるサービスです。
とくに、怪しいサイトや危険なサイトを事前に調査するセキュリティチェックツールとして有用です。
調べたいURLを入力すると、そのサイトのドメインやサーバーのIPアドレスなど、詳細なサイト情報を確認できます。
aguseの特徴
aguseでは、ドメインやサーバーのIPアドレスに加え、以下のような情報も取得可能です。
- ウェブサイトのスクリーンショット
- METAタグ情報
- サーバーの所在地(Googleマップで表示)
- サイトのドメインがブラックリストに掲載されているかの表示
- ウイルス感染の有無
- 外部オブジェクトの有無
- ドメイン管理者や会社の登録情報
- aguseサーバーから指定サイトまでのネットワーク距離
これらの機能を活用することで、フィッシング詐欺サイトやマルウェア感染サイトを事前に回避することができます。
また、「aguse Gateway」を使用すれば、サイトにアクセスせずにどのような画面が表示されるかを確認できます。
これらの特徴から、aguseは一般ユーザーに限らず、企業、警察、司法書士など、さまざまな分野で利用されています。
aguseの仕組み!サイトの安全性はどのようにチェックされているのか
aguseは、複数の情報源や技術を組み合わせてウェブサイトの安全性を評価します。
仮想ブラウザ
ユーザーの代わりに「仮想ブラウザ」を使用してウェブサイトにアクセスします。
仮想ブラウザは、ウェブページの画像情報のみを取得して無害化し、システムと分離して閲覧する仕組みです。これにより、危険を回避しながら情報を確認できます。
マルウェアチェック
カスペルスキーのウイルス対策エンジンを利用して、ウェブサイトがマルウェアに感染していないかチェックします。
ブラックリストとの照合
公開されているブラックリストと照合し、そのサイトがフィッシング詐欺やマルウェア配布に関与しているかどうかを確認します。
これらのデータを総合的に判断し、aguseはウェブサイトの安全性を評価して結果を表示します。ただし、すべての悪質サイトやマルウェアを完全に検出できるわけではないため、過信は禁物です。
aguseの使い方
aguseの利用方法は非常に簡単です。
- aguse.jp にアクセスします。
- ページ上部にある検索バーに、調べたいウェブサイトのURLを貼り付けます。
- URLを入力したら、その右側にある「調べる」ボタンをクリックします。
aguse Gatewayの使い方
aguse Gatewayを利用すると、ウェブサイトに実際にアクセスせずにスクリーンショットを確認できます。
- gw.aguse.jp にアクセスします。
- 表示されたページの検索バーに、確認したいウェブサイトのURLを入力します。
- URLを入力したら、「開く」ボタンをクリックします。
- aguse Gateway がウェブサイトのスクリーンショットを取得し、表示します。
これにより、マルウェアに感染するリスクを避けつつ、ウェブサイトの内容を確認することが可能です。
aguseを活用する際の注意点
aguseは非常に便利なセキュリティチェックツールですが、その情報はあくまでも参考程度であり、100%の安全性を保証するものではありません。
そしてaguseの情報が必ずしも最新とは限らないため、最終的な判断は自身が行うことが重要です。
不安がある場合は、複数のセキュリティツールを併用したり、ウェブサイトの運営者情報を確認するなど、慎重に対応することをお勧めします。
aguseを適切に活用することで、インターネット上の危険から身を守り、より安全にウェブサイトを利用できるでしょう。
aguseに似たサービスを5つ紹介
aguseに似たサービスとして、有名なものを5つご紹介します。
SecURL(セキュアール)
SecURL(セキュアール)は、ギガファイルが提供する無料のURLチェッカーです。
悪意のあるサイトを参考程度にチェックするのに便利であるという意見が多く、無料で簡単にWebサイトの危険性をチェックできる点が評価されています。
トレンドマイクロ サイトセーフティセンター
Trend Microは、インターネットセキュリティソフトウェアとサービスを提供するグローバル企業です。
本社は日本で、世界中にオフィスを構えています。
Trend Microは「Site Safety Center」という無料のWebサイト安全評価サービスを提供しています。
調べたいWebサイトのURLを入力すると、安全、危険、不審、未評価の4段階でサイトを評価します。
ノートン セーフウェブ
ノートン セーフウェブは、インターネット上のウェブサイトの安全性を評価する機能です。
ノートン セキュリティソフトに搭載されており、Google Chrome、Firefox、Windows EdgeなどのWebブラウザに対応しています。
ウェブサイトを分析し、ウイルス、スパイウェア、マルウェア、その他のセキュリティ上の脅威が存在するかどうかを検出します。
Google セーフブラウジング
Google セーフブラウジングは、Googleが提供する無料のサービスで、危険なウェブサイトから保護します。
Googleはインターネット上にある膨大な数のWebサイトを常に監視し、危険なWebサイトを特定しています。
セーフブラウジングを有効にしている状態で、危険なWebサイトにアクセスしようとすると警告が表示されます。
この警告により、危険なWebサイトへのアクセスを未然に防ぐことができます。
VirusTotal
VirusTotalは、Googleが運営する無料のオンラインマルウェア検査サービスです。
ウェブサイト上でファイルやURLをVirusTotalにアップロードすることで、マルウェアが含まれているかどうかを検査できます。
検査には、70種類以上のアンチウイルス製品が使用され、どの製品がマルウェアを検出したのかが一覧で表示されます。
また、他のユーザーによるコメントや投票も提供しており、参考にできます。
まとめ
本記事では、ウェブサイトの安全性チェックツール「aguse」について解説しました。
aguseは、ドメイン情報やサーバーのIPアドレス、スクリーンショットなど、さまざまな情報を確認できます。
またaguse以外にも便利なツールはありますので、これらを適切に活用し、より安全にインターネットを楽しんでくださいね。
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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