Braveブラウザの特徴!安全性、使い方を徹底解説
プライバシーを守りながら、速くて快適なネットサーフィンを楽しみたい方にぴったりなのが「Braveブラウザ」です。
Braveを使えば、個人情報をしっかり守りつつ、ストレスフリーなウェブ体験が可能になります。
この記事では、Braveブラウザの主な特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
- 目次
Braveブラウザとは
Braveブラウザは、プライバシー保護と高速な閲覧体験を追求したWebブラウザです。
広告ブロックやトラッキング防止機能を標準搭載しており、安心して利用できます。
また、Brave Rewardsを通じて広告閲覧に応じた暗号資産BATを受け取ることが可能です。
開発者はJavaScriptの創始者Brendan Eich氏で、運営は米国Brave Software社が行っています。
Braveブラウザは怪しい?安全性について
Braveはオープンソースで開発されており、そのソースコードは公開されています。
この透明性の高さから、多くのエンジニアによるチェックが行われ、不正やセキュリティ上の問題が発生しにくい設計となっています。
さらに、利用者数の増加が信頼性の高さを裏付けています。
アトランタのTapTwice Digitalによる調査によれば、2024年1月時点でBraveの月間アクティブユーザー数は6,718万人、日間アクティブユーザー数は2,530万人に達し、それぞれ前年比で13.19%、21.58%の成長を見せています。
とくに、25〜34歳のユーザー層(31.14%)を中心に、プライバシーを重視する人々に支持されています。
参考:Braveブラウザ統計(2024年):市場シェア、使用統計、ユーザー数
これらの要素から、Braveブラウザは安全性が高く、安心して利用できるツールといえます。
Braveブラウザの主な特徴5つ
ここからは、Braveブラウザの主な特徴を5つ紹介します。
広告トラッカーを自動的にブロック
Braveはデフォルトで広告やトラッキングツールをブロックし、個人情報が収集されるのを防ぎます。
Webサイトでの行動履歴に基づいたターゲティング広告の回避や、YouTubeの広告なども非表示にしてくれます。
広告ブロックによるページ読み込みの高速化
広告やトラッカーを排除することで、ページ読み込み速度が最大で3倍に向上するとされています。
これにより、ストレスのない閲覧体験が可能になります。
また、データ通信量の節約にも繋がるため、モバイルデバイス使用時にも大きな利点があります。
Googleセーフ・ブラウジングの統合
BraveはGoogleセーフ・ブラウジングを採用し、マルウェアやフィッシングサイトなどの脅威からユーザーを保護します。
Google セーフ・ブラウジングは、ユーザーをオンライン上の脅威から保護するGoogleのセキュリティサービスです。
Brave Rewardsの獲得
Brave独自の「Brave Rewards」機能を使うと、プライベート広告を視聴することで仮想通貨BAT(Basic Attention Token)を獲得できます。
獲得したBATは、お気に入りのウェブサイトへの寄付や、他の通貨への交換に活用可能です。
また、bitFlyerと連携することで日本円に換金することもできます。
Brave Rewardsの獲得方法 | BAT獲得数 |
---|---|
背景型広告の表示 | 1回につき約0.025BAT獲得 |
ポップアップ型広告のクリック | クリックで0.002~0.003BAT獲得 |
記事型広告の閲覧 | ニュース記事を読むと0.005BAT獲得 |
参考:https://cryptotetti.org/brave-rewards-recieve
AIアシスタントの導入
Braveの「Leo」は、2023年11月2日にリリースされたAIアシスタントです。
Leoの搭載により、ブラウザのアドレスバーから直接質問したり、WebページやPDFの要約を行ったりすることが可能になりました。
今後は参照元のリンクを表示する機能も予定されています。
なおモデルは4種類あり、自由に選択できます。
Braveブラウザのデメリット
Braveブラウザにはいくつかのデメリットがあります。
ウェブサイト表示の不具合
Braveの強力な広告ブロック機能により、広告を前提に設計されたウェブサイトでレイアウトが崩れることがあります。
商品リンクや一部の機能が正常に動作しないなどの不具合も報告されているようです。
機能の制限
プラットフォームごとに利用可能な機能が異なります。
例として、Android版ではYouTube動画のオフライン再生ができず、iOS版では仮想通貨BATを稼ぐ機能が利用できません。
参考:BraveがApple社iOSガイドラインに対応。
仮想通貨関連の制約
BATを受け取るためには、日本ではbitFlyerとの連携が必要で、他の取引所を利用している場合は不便に感じるでしょう。
また、BATの獲得配当は少ないと感じるユーザーもおり(0.002〜最大0.025)、仮想通貨の仕組み自体を煩わしく思う場合があります。
翻訳機能の不十分さ
Google Chromeに比べ、自動翻訳機能が劣っているという評判があり、外国語サイトの閲覧時に不便を感じることがあります。
以下は、海外サイトFox NewsをGoogleとBraveで翻訳した際の比較になります。
【Google】
【Brave】
英語サイトの閲覧時は、好みに合わせて使いやすい方を選択しましょう。
Braveブラウザの使い方
Braveブラウザの使い方は以下のとおりです。
1. インストールと初期設定
まず、Brave公式サイト(https://brave.com)からブラウザをダウンロードします。
初回起動時に、デフォルトのブラウザとして設定することもできます。
ほかのブラウザ(例:ChromeやFirefox)からブックマークや履歴をインポートする場合は、設定画面で「ブックマークと設定のインポート」を選択し、移行元を指定します。
Braveは広告トラッカーをデフォルトでブロックしますが、設定画面からブロックレベルを調整可能です。
2. 基本的な使い方
アドレスバーにURLを入力、または検索窓に単語を入力して検索します。
検索エンジンは設定画面から変更可能です(例:Google、Brave Searchなど)。
よく利用するサイトはアドレスバー左側の「タグ」アイコンをクリックしてブックマークに登録すれば、後から簡単にアクセスできます。
ホーム画面では、ブロックした広告数、節約したデータ量、読み込み時間の短縮などの統計データを確認できます。
3. カスタマイズ
設定メニューからデザインの変更や、トップページのカスタマイズから背景画像の変更などができます。
まとめ
本記事では、Braveブラウザの特徴、安全性、使い方について解説しました。
Braveブラウザは、プライバシー保護や高速な閲覧体験を重視する方に最適な選択肢です。
不安な点は透明性の高い設計で払拭され、安心して利用できます。
まずはインストールして、その快適さをぜひ体感してみてください。
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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