2023.09.29 商用利用可能な画像生成AI「Emi」を無償で公開。得意とするのはアニメや漫画のイラスト。
「AIピカソ」や「AIいらすとや」などを運営しているAI Picasso株式会社は、9月25日、商用利用OKな画像生成AI「Emi」を無償で公開した。
「Emi」は、アニメや漫画のイラストを得意としており、最近の画風になるよう工夫がされている。
同モデルでは、商用利用がOKとされている。この理由として、画像生成AIが普及するに伴い、創作業界に悪影響を及ぼさないように、マナーを守る人が増えてきたことや、他の画像生成AIが商用可能である以上、あまり非商用ライセンスである実効性がなくなってきたことがあるという。
また、「Emi」公開と同日には、パブリックドメインの画像や著作権者から学習を許可された画像のみを用いた学習をした画像生成AI「Manga Diffusion」の概念実証版を公開したことを発表している。
生成AIの著作権問題
生成AIは、テキストや画像などを簡単に生み出すことができ、とても便利なものとして急速に広まっている。
しかし、急速に広まったことで、ルールの制定が追いつかず、著作権侵害などの問題が出ていることから、訴訟になったらどうしようなど、なんとなく使うことに抵抗を感じる人もいるだろう。
追加学習で海外サイト「Danbooru」をはじめとする無断転載画像を学習しておらず、とてもクリーンなものとなっている「Emi」はそんな人にとっても利用しやすいものになるのではないだろうか。
【関連リンク】
・クリーンな画像生成AI「Emi」商用利用可能で無償公開(ASCII)
https://ascii.jp/elem/000/004/159/4159043/
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TEXT：PreBell編集部
PHOTO：iStock
