Google、休眠アカウントの大規模削除を開始
Googleは12月1日からアクティブでないGoogleフォトとGmailアカウントの削除を開始した。これは2年間非アクティブなアカウントを削除するというものだ。
この措置は個人アカウントが対象であるため、企業や教育機関向けのアカウントには適用されない。内部分析によると、アクティブなアカウントと比べて、放置されたアカウントの2段階認証率は10倍低い。
これらのアカウントは脆弱であるため、一度侵害されると、個人情報の漏洩からスパムまで、あらゆることに利用される可能性があるとしている。
Gmailはアカウント設定の容易さから、2023年8月時点では18億人のグローバルアクティブユーザーを抱え、最も人気のあるメールサービスの一つで、毎日推定3330億通のメールが送受信されている。
しかし、それ故にGmailユーザーを標的にすることが知られている。
削除前には該当するGoogleアカウントと、再設定用のメールアドレスに削除通知が送られる。
購入履歴のあるGoogleアカウントは削除対象外
アカウントの削除は段階的に行われ、使用されなくなったアカウントから順に削除が進行される。ただし、個人アカウントでもGoogleのプロダクトやサブスクリプションの購入に用いられたアカウントは削除対象外である。
また、自分のアカウントが削除対象に含まれていないかを確認するには、GmailアカウントやGoogleのダッシュボードにサインインするか、YouTubeやGoogleドライブにサインイン、またはPlayストアでアプリをダウンロードすればアクティビティとしてカウントされる。
【関連リンク】
・Googleが12月に「Gmailアカウント大量削除」を実施、チェックすべき要件はコレ(AppBank)
https://www.appbank.net/2023/11/28/technology/2703425.php
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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