ドコモ、+メッセージで新たなセキュリティ機能を公開!
NTTドコモは、利用者の安全を第一に考え、「+メッセージ」アプリにおいて、新たなセキュリティ機能の提供を開始した。この機能は、2024年3月28日より段階的に公開され、Androidユーザーを皮切りに、iOSユーザーにも4月以降提供される予定だ。
この機能では、未登録の連絡先から送信されたメッセージに含まれるリンクをタップした際、ユーザーを保護するためにリンク先への遷移を防ぐ。
利用するためには、+メッセージを最新版にアップデートし、アプリ内の設定から「リンクアクセス・URLプレビュー設定」を調整するだけだ。初期設定では「連絡先のみ」に設定されており、ユーザーは自身の安全を確保しながらメッセージの利便性を享受できる。
ユーザー保護の背景
+メッセージは、NTTドコモをはじめ、au、ソフトバンクの3社が共同で開発したメッセージアプリで、電話番号を通じてメッセージの送受信が可能だ。
このアプリは、チャット形式のメッセージ画面やスタンプ、写真・動画送信など、豊富な機能を備えており、プライベートやビジネスシーンで広く利用されている。利用者数は2022年10月時点で3,250万人を超えるほどの人気を誇る。
2024年7月上旬からは、フィッシング詐欺からユーザーを守るお知らせ機能も講じる。この機能は申し込み不要で自動適用される。
令和5年にはフィッシング詐欺の報告件数が1,196,390件に上り、インターネットバンキング関連の不正送金事犯の被害額は約87億3,100万円にも及んだ。これらの数字は、新機能導入の背後にある深刻な状況を物語っている。
NTTドコモは、不正決済の監視やパスワード漏洩対策などを通じて、ユーザーをオンライン上の脅威から守るための取り組みを継続していく。
【関連リンク】
・+メッセージ(docomo)
https://www.docomo.ne.jp/service/plus_message/
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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