Microsoft Meshのアップデート!AIで顔写真から簡単にアバター生成が可能に
米Microsoftは2024年6月18日、3D没入型ワークプレイス「Microsoft Mesh」の大幅なアップデートを発表した。Teams上で利用可能なこのメタバース空間は、異なる場所にいる人々が様々なデバイスを通じてコラボレーションや共有体験を楽しめる革新的なプラットフォームだ。
今回のアップデートで最も注目を集めているのは、AIを活用したアバター作成機能だ。自分の写真を撮影またはアップロードするだけで、AIが分析し、最適なアバターを自動生成する。さらに、生成されたアバターを自由にカスタマイズすることも可能だ。
また、7月には絵文字機能が追加され、より豊かな感情表現が可能になる。アバター間のパーソナル境界線も改善され、より快適なバーチャル空間での交流が期待される。
8月のパブリックプレビューでは、一人称、三人称、ワイドビューの三人称といった多様なカメラ視点が導入される予定だ。PowerPointプレゼンテーションやLoopコンポーネントなどの画面共有機能や、プレゼンター向けのリアルタイムフィードバック機能なども改善される予定だ。
Microsoft Meshがもたらす新しいワークスタイル
Microsoft Meshは単なるバーチャル会議ツールではない。それは、物理的な距離を超えて人々を繋ぎ、新しいワークスタイルを創造するプラットフォームであるということ。
没入感のある3D空間でのミーティングは、とくに建築家や工業エンジニアなどのプロフェッショナルにとって大きな価値がある。3DCGを使用したプロトタイプのテストや微調整が、まるで同じ空間にいるかのように行えるからだ。
さらに、Microsoft Meshは偶発的なコミュニケーションの機会も提供する。「ドロップインスペース」と呼ばれるこの機能は、オンラインワークの中で失われがちな雑談の機会を再現する。同僚との信頼関係構築やイノベーションの創出が期待される。
【関連リンク】
・Microsoftのメタバース「Microsoft Mesh」がAIで自分の顔を簡単にアバター化可能に(窓の杜)
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1601490.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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