「Google TV Streamer」Chromecastの後継機登場
Googleが新しいストリーミングデバイス「Google TV Streamer」を発表した。これまで長年愛用されてきたChromecastの後継機で、ドングル型からセットトップボックス型へとデザインを一新する。
テレビ台に置くタイプで、手前が低く奥が高い斜めの独特な形状は、テレビ下に設置しても圧迫感がなく、どんなインテリアにも馴染みやすい。
背面には電源ケーブルとHDMIケーブルの2本を接続する。リモコンも刷新され、音声入力ボタンが一般的なマイクアイコンに変更、YouTubeとNetflixのショートカットボタンや、「マジック」ボタンも追加された。
この新製品で、Googleはストリーミングデバイス市場での競争力向上を狙う。Apple TVやRoku Ultraなどのライバル製品に対抗する存在となるだろう。
Google TV Streamerと共にハードウェア戦略の転換点?
Googleは、Google TV Streamerの発表と同時に、次世代Pixelスマートフォンについても言及した。Pixel 9シリーズは、通常モデルに加えて折りたたみ式のPro Foldモデルも登場し、合計4モデルが予想されている。
全モデルに最新のTensor G4チップとAndroid 15を搭載し、AI性能の大幅な向上とユーザー体験の進化が期待できる。特に、Googleが力を入れる「Gemini Nano」は、AppleのApple Intelligenceに対抗するプライバシー重視のマルチモーダルAIだ。
オンデバイス処理が可能なGemini Nanoは、プライバシーを保ちつつ高度なAI機能を提供する。Google TV StreamerとPixel 9シリーズは、AIを中心としたGoogleのハードウェア戦略における転換点となるだろう。
ストリーミングデバイスとスマートフォンの両方で、AIを活用した体験を提供することで、Googleは技術革新のリーダーとしての地位を確立しようとしている。今後のGoogle製品の進化に、世界中のテクノロジーファンから熱い視線が注がれている。
なお、これらの詳細については2024年8月13日(火)10時(米国時間)「Made by Google 2024」イベント内で発表される。日本国内で視聴する方は、2024年8月14日(水)2時〜3時と深夜帯なので注意したい。
【関連リンク】
・グーグル、「Chromecast」に代わる新デバイス「Google TV Streamer」を開発か(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35221872/
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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