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macOS Sequoia 15 Betaが公開、Safari 18(ベータ版)の新機能に注目

macOSの最新バージョン、macOS Sequoia 15 Betaが公開された。多くのMacユーザーが早速アップデートを行っているようだ。特に注目を集めているのは、Safari 18(ベータ版)に搭載された新機能である。

Safari 18(ベータ版)では、「リーダー」機能が大幅に改善された。URLバーに「リーダー」機能のボタンが表示され、記事形式のサイトを検出するとこのオプションが有効になる。ボタンをクリックすると、AIによって生成された目次と要約が表示され、記事の内容を一目で把握できるようになった。

ピクチャーインピクチャー機能も強化された。動画を視聴しながら他のタブの内容も閲覧したい場合、専用のアイコンをクリックするだけで、再生・一時停止が可能な小ウィンドウが表示される。

リーダー機能は、記事を簡略化されたフォーマットに変換し、広告や自動再生動画を排除しつつ、画像やインラインの埋め込みリンク、動画は保持する。ページの色やフォント、ズームレベルも簡単に調整できる。

Firefoxのリーダーモードと比較すると、Safariの方が画像等の表示品質に優れているようだ。ただし、ボックス表示や引用文表示など、通常の段落形式ではないテキストの表示には両者とも課題が残っている。

iPhone Mirroringで新たな体験が広がるかも?

macOS Sequoia 15 Betaのもう一つの注目機能は、iPhone Mirroringだ。この機能を使用するには、iPhoneをiOS 18 Betaにアップデートする必要がある。iPhone Mirroringにより、iPhoneの画面をリアルタイムでMacにミラーリングし、Mac上で直接操作することが可能になった。いろいろな使い方ができそう。

ただし、ベータ版であるため、一部の機能にはまだ対応していない。また、AppleのAI機能に焦点を当てたアップデートも行われているが、現時点では英語のみの対応となっている。

将来的には、Vision Proとの統合により、さらに広範なディスプレイ体験が期待されている。MacとVision Proの組み合わせによる強化された使用体験が見込まれ、ゲームプレイなどの分野でも大きな進化が期待できる。

macOS Sequoia 15 Betaは意欲的なアップデートだが、ベータ版には安定性の問題やバグが含まれている可能性がある。インストールする際は慎重に進める必要がある。最新の機能を体験したい場合は、データのバックアップを取るなど十分な準備を行ってからアップデートすることをお勧めする。

【関連リンク】

・Apple、「macOS Sequoia」を発表 ~iPhoneミラーリングなどの新機能が満載(窓の杜)
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1599016.html

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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