GoogleドライブにAIによる動画字幕の自動生成機能を追加
Googleはクラウドストレージサービス「Google ドライブ」に動画の自動字幕生成機能を追加した。Googleドライブにアップロードされた動画に、AIを活用した自動字幕付与が可能となる。
この機能はGoogle Workspaceの全ユーザー、Google Workspace Individualの登録者、個人のGoogleアカウント保有者が利用でき、将来的には英語以外の言語もサポートする予定だ。
Google Workspaceユーザーの場合、新たにアップロードされた動画に自動的に字幕が付き、以前アップロードされた動画にも個別に指定することで字幕を追加できる。
個人のGoogleアカウントユーザーは、動画をアップロードした後、ドライブ内の動画を右クリックし、「キャプショントラックの管理」から「自動キャプション生成」を選択することで、字幕生成をオンにできる。今回の新機能の追加は、手動での字幕入れ作業を省力化できるだけでなく、動画コンテンツの検索性を高める効果もある。
GeminiとGoogleドライブの連携で効率的な文書管理を実現
またGoogleは、AIチャットボット「Gemini」とGoogleドライブの連携を強化し、文書管理の効率化も図っている。Geminiの拡張機能からGoogle Workspaceとの連携を有効にすることで、ユーザーのパーソナルな情報にアクセスできるようになる。
GmailやGoogleドライブ、Googleドキュメントとの連携により、Gmailでは自然言語による検索が可能となり、複数のメールの概要を一覧で確認できる。
さらにGoogleドライブに保存されたPDFファイルに対しても、Geminiを活用した新機能が導入された。PDFのプレビュー時にサイドパネルからGeminiにアクセスし、長文PDFの要約や特定情報の抽出、新コンテンツの作成などが行える。
これらの強化により、Googleドライブはより直感的で効率的な文書管理プラットフォームへと進化を遂げ、AIを活用した情報処理の高速化・高精度化を通じてユーザーの生産性向上に貢献する。
【関連リンク】
・Google ドライブの動画のキャプションを自動生成(Google workspace)
https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/06/automatically-generated-captions-for-videos-google-drive.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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