Appleが「Appleインビテーション」を発表 、イベントの招待状を作成し思い出を共有する
米Appleは、イベントの計画や招待を簡単にするiPhone向けアプリ「Appleインビテーション」を発表した。このアプリは、iCloud+の契約者が利用でき、App Storeから自由にダウンロードできる。Web版も提供されており、参加者はAppleデバイスを持っていなくても招待に応じることができる。
Appleインビテーションは、イベントの招待状を作成し、写真やApple Musicのプレイリストを共有できる機能を備える。マップや天気との連携により、開催場所の経路や当日の天気予報も確認できる。招待状のデザインは、写真ライブラリの画像やアプリ内のテンプレートから選択可能で、Apple Intelligenceを活用した文章作成や画像生成にも対応する。 ただし、Apple Intelligenceを使えるのはiPhone 16モデル、iPhone 15 Pro、およびiPhone 15 Pro Maxに限る。
イベントの思い出を残すための共有アルバム機能も搭載され、参加者は写真や動画を投稿できる。Apple Musicの共同プレイリスト機能を利用すれば、イベントの雰囲気に合わせた音楽を参加者と共有できる。
既存サービスとの比較
Appleインビテーションは、既存のイベント管理アプリと類似した機能を持つが、Appleのエコシステムとの連携を強みとしている。特に、Apple MusicやiCloudとの統合により、イベントの企画から開催後の思い出共有までを一貫してサポートする点が特徴である。
一方で、このアプリのリリースに対し、競合サービス「Partiful」を提供する企業がSNS上でAppleの模倣ではないかと指摘する動きも見られた。Appleの「App Reviewガイドライン」には、模倣アプリの禁止が明記されているが、Apple自身の純正アプリがどのように位置づけられるのかは議論の余地がある。
Appleは、AIを活用したイベント作成機能や、日本市場向けのApple Intelligence対応を今後予定している。このアプリがどのように普及し、他のイベント管理サービスとどのように競争していくのかが注目される。
【関連リンク】
・Apple、新アプリ「インビテーション」発表 イベントの招待・共有が簡単に(+Digital)
https://news.mynavi.jp/article/20250205-3122615/
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:Freepik
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