Nintendo Switch 2、ボイスチャット機能を本体に搭載か
Nintendo Switchは、発売以来さまざまなゲームが楽しめるハードとして人気を博している。しかし、オンラインプレイにおけるボイスチャットの不便さが長年の課題とされてきた。現在のSwitchでは、ゲーム中に友人と音声でコミュニケーションを取るために「Nintendo Switch Online」アプリをスマートフォンで起動する必要がある。一部のゲームでは独自のボイスチャット機能が搭載されているが、プラットフォーム全体として統一された仕組みは存在しない。
こうした状況を受け、プレイヤーの中には外部ミキサーやPCの通話アプリを併用することで、より快適な環境を整える工夫をしている。しかし、この手間が不要になる日が近づいているかもしれない。最近、任天堂が申請した特許や公式発表の動向から、次世代機「Nintendo Switch 2」では本体にボイスチャット機能が組み込まれる可能性が浮上している。
特許に記載された「近接チャット」という技術は、ゲーム内のプレイヤー同士の距離によって音声の大きさが変化する仕組みを持つ。例えば、対戦ゲームでは近くにいる相手とリアルタイムで会話ができるようになり、戦略的なやり取りが可能になる。この仕組みが実際に採用されるかどうかは未確定だが、少なくとも任天堂がボイスチャットの利便性向上を検討していることは間違いなさそうだ。
ボイスチャット機能がゲーム体験にどう影響を与えるのか?
もしNintendo Switch 2にボイスチャット機能が標準搭載されれば、プレイヤーのゲーム体験は大きく変化する。特に、オンライン対戦や協力プレイを主軸とするゲームでは、これまでにないコミュニケーションの幅が広がるだろう。例えば、『マリオカート』シリーズの最新作であれば、レース中に近くのライバルと直接会話できるようになり、戦略的な駆け引きが生まれるかもしれない。
また、ホラーゲームやサバイバルゲームの分野では「近接チャット」が特に有効だ。仲間と協力して脱出を図るゲームでは、距離によって声の大きさが変化することで、臨場感が増す。『Phasmophobia』のようなタイトルでは、プレイヤーが離れれば離れるほど声が聞こえづらくなり、孤立する恐怖がよりリアルに体験できるだろう。
さらに、今回の特許やFCCへの申請書類からは、Nintendo Switch 2がWi-Fi 6に対応する可能性も示唆されている。通信速度の向上により、ボイスチャットの遅延が抑えられ、より快適な通話環境が提供されることが期待できる。USB-Cポートの改良も加わり、充電の利便性も向上する見込みだ。
【関連リンク】
・Nintendo Switch 2「ボイスチャット」が標準装備かも(GIZMODO)
https://www.gizmodo.jp/2025/03/switch2_voicechat.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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