2024.06.21 Notion AIとは？料金、使い方、ChatGPTとの違いを解説
AI（人工知能）は、私たちの生活やビジネスシーンでその活用方法や可能性が注目されています。
その中でもNotion AIは、進化したAI技術を誰でも簡単に活用できるシンプルなUIで利用できると話題です。
文書作成やタスク管理など、Noitonの機能を最大限に引き出し、生産性向上をサポートしてくれます。
本記事では、Notion AIの料金プランや使い方、ChatGPTとの違いなどを解説します。
目次
Notion AIとは、2023年11月4日に公開されたAIアシスタントサービスで、Notionのノートアプリに統合されています。
Notion AIによって、文章作成、コード作成、タスク管理など、多岐にわたる機能が使用できます。
Notionはデスクトップアプリ版、Webブラウザ版、iOSやAndroidといったモバイル版といったさまざまなデバイスで利用可能です。
そのため、NotionAIへの課金者ならどのデバイスでも自由にNotion AIを操作できるという特典があります。
NotionにAIを追加する場合、月額10ドルが必要です。
ただし、年間契約を選択すると20%割引の8ドルで利用でき、費用を抑えることが可能です。
Notion AIの無料版と有料版の間には機能の違いはありません。無料版でも全ての機能が利用可能です。
そのため、先に無料版で機能を試用し、その後サブスクリプションを購入することができます。
ただし、無料のAI応答20回全て使い切った場合、AI機能を引き続き使用するには、Notion AIアドオンのサブスクリプションが必要というメッセージが表示されます。
Notion AIの文章改善とは、あなたが生成したテキストの文法、語彙、構造、文体などをチェックし、より適切な表現に修正する機能のことです。
Notion AIの内容要約機能とは、ページまたはドキュメントの内容を短くまとめる機能のことです。
Notion AIの質問に対する回答機能とは、質問に対して適切な回答を自動生成する機能のことです。
Notion AIの翻訳機能とは、ある言語から別の言語へのテキスト変換を行う機能のことです。
現在、14の言語に対応しています。
Notion AIのブレインストーミングとは、新しいアイデアを生成するために、AIが思考プロセスを支援する機能のことです。
あるトピックに関して新たな視点を提供し、創造的な解決策を見つけるのに役立つことができます。
Notion AIのアジェンダ作成機能とは、会議やミーティングのためのアジェンダを自動的に生成する機能のことです。
会議の目的や議題を明確に設定し、効率的な議論を行うための準備が容易になります。
Notion AIのタイトル案の生成機能とは、主題や内容に基づいて、AIがタイトルの候補を自動的に生成する機能のことです。
商品や記事、プロジェクトなどの魅力を効果的に伝える表現を効率的に作り出すことが可能になります。
Notion AIのSNS投稿文の生成機能とは、トピックやテーマに基づいてAIがSNSの投稿文を自動生成する機能のことです。
ハッシュタグの生成も行ってくれるので、SNS投稿の効率化が可能となります。
Notion AIの広告キャッチコピー案生成とは、商品やサービスに関連する情報に基づき、AIが効果的な広告キャッチコピーの案を自動的に生成する機能のことです。
広告の魅力を高め、ターゲットとなる顧客の注意を引くことが可能になります。
Notion AIのプレスリリース文の生成とは、商品やサービス、またはイベントに関する情報に基づき、AIが公式な発表文であるプレスリリースを自動的に生成する機能のことです。
適切な形式とトーンでの情報発信が可能になります。
Notion AIの議事録作成機能とは、会議やミーティングの議論内容を整理する機能のことです。
参加者全員が議論の内容を正確に理解し、後で参照することが容易になります。
Notion AIのコード生成機能とは、特定のプログラミング言語で求める場合に、そのコードを自動生成するAI機能のことです。
開発者が新しいプロジェクトを始める際のボイラープレートの作成や、タスクを自動化するスクリプトの作成などに役立ちます。
また、学習者が新しいプログラミング言語を学ぶ際の支援にも使えます。
最後に、話題のChatGPTとNotion AIの機能や料金面を比較してみました。
導入を検討している方は、参考にしてください。
| Notion AI | ChatGPT | |
| 料金 | 月額10ドル（年間プランなら8ドル） | 月額20ドル |
| アップグレードモデル | なし（ベースモデルはGPT-3） | GPT-4o |
| 無料回数 | 20回で終了 | GPT-4oは約10回連続でメッセージ可能（その後は一時的に制限がかかる） GPT‐3.5は無料＆無制限 |
| コンテンツ生成 | 文章作成支援、アイデア出し、文章のリライトなど | 広範な対話型AI、クリエイティブライティング、学習支援など |
| タスク管理 | タスク管理用テンプレートあり | 向いていない |
| 統合環境 | Notionツールとシームレスに連携、既存のワークフローに組み込みやすい | 単独で動作、APIを通じて他ツールと連携が可能 |
| 使用の適性 | 既にNotionを活用しているユーザーに適している | 幅広い質問や対話に対応、柔軟なカスタマイズが必要な場合に適している |
Notion AIはChatGPTに比べて低コストですが、ChatGPTには無料で利用可能なGPT-4oなどの高性能モデルがあり、無制限使用のGPT-3.5もあるため、予算重視の場合はChatGPTの方が良い選択肢となります。
しかし、Notion AIはNotionツールと連携しているため作業環境の統合に適しています。
どちらを選ぶかはニーズによりますが、状況に応じてそれぞれのツールの長所を活かし、場合によっては併用することが賢明です。
本記事では、Notion AIの料金プランや使い方、ChatGPTとの違いについて解説しました。
Notion AIは、Notionのノートアプリに統合されたAIアシスタントサービスです。
文章作成やタスク管理などの基本的な機能に加え、要約や翻訳などのテキストに関する幅広い機能を搭載しています。
無料版は20回までと試用回数に制限がありますが、有料プランは月額10ドルまたは年間契約で8ドルと比較的リーズナブルな料金設定になっています。
ChatGPTと比較すると、Notion AIは低コストで既存のNotionユーザーに適したツールです。
Notion AIは、日々のタスクやプロジェクトを効率的にこなすための強力なアシスタントとなってくれるでしょう。
TEXT：PreBell編集部
PHOTO：iStock
