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赤ロムってなに?確認する方法と中古スマホを購入する際の注意点

スマホはもはや生活必需品。しかし、中古スマホを購入したら赤ロムだった、という話を耳にすることがあります。

赤ロムとは一体何なのでしょうか?自分のスマホが赤ロムかどうか確認する方法はあるのでしょうか?

本記事では、赤ロムの意味と確認方法、中古スマホを購入する際の注意点について解説します。

赤ロムとは

赤ロムとは

赤ロムとは、前の利用者の料金の未払いなどによりネットワーク利用制限がかけられた端末のことです。

赤ロム化すると、SIMカードを挿入してもモバイルデータ通信が行えません。

つまり、通話やメール、SNS、インターネット接続などが一切行えなくなります。

また、前の利用者が残債の支払いを滞らせると、ネットワーク制限が永久に解除されない場合もあります。

赤ロムの判定基準

IMEIをサイトで調べると、「〇」「△」「✕」「ー」のいずれかの記号が表示されます。

これらの四つの記号はネットワーク利用制限の判定を表しています。

それぞれの意味は以下のとおりです。

〇 … 利用可能

△ … 現在は利用可能だが、✕になる可能性がある

✕ … 利用制限中

ー … 該当する端末なし

そもそも「ロム」とは

スマホのROMとは、アプリケーションやメディアファイルを保存する書き込み可能な内部ストレージを指します。

「64GB ROM」のような表記は、デバイスのストレージ容量を示しています。

ROM容量が多いほど、多くのデータを保存することが可能になります。

白ロムと赤ロムの違い

白ロムとは、SIMカードが抜かれた状態のスマホを指します。

中古のスマホを購入した場合は、自分のSIMカードを新たに挿入して、使用できます。

赤ロムとは違い、利用停止措置を受けていない端末を意味します。

白ロム 赤ロム
SIMカードが挿入されていない状態 SIMカードが挿入されていない状態
利用制限がかけられていない 利用制限がかけられている
データ通信が可能 データ通信が不可能

黒ロムと赤ロムの違い

黒ロムとは、すでにSIMカードが挿入されたスマホのことを指します。

ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアから購入した端末は全てこれに該当します。

そのため、赤ロムに対する不安は必要ありません。

黒ロム 赤ロム
SIMカードが挿入されている状態 SIMカードが挿入されていない状態
利用制限がかけられていない 利用制限がかけられている
データ通信が可能 データ通信が不可能

赤ロムを確認する3つの方法

赤ロムかどうか確認するには、以下の3つの方法があります。

1.スマホでIMEIを確認する

IMEI(製造番号)を確認するには、電話アプリで「*#06#」と入力する方法があります。

これを行うと、即座にIMEIを確認できます。

IMEIを確認

ただし、一部のスマホではこの方法が対応していない場合があるため、その際は設定メニューからIMEIを確認してください。

iPhoneの場合

iPhoneは、どのiOSでも基本の確認方法は同じで、「設定」→「一般」→「情報」→「IMEI」の順番で確認できます。

その他、本体の背面、SIMトレイ、デバイス設定前の情報ボタンからも調べることが可能です。

Androidの場合

Androidの機種によってはIMEIの確認方法が異なります。

たとえば、Google Pixelでは「設定」→「デバイス情報」→「IMEI」の順に進んで確認します。

一方、Galaxyでは「設定」→「端末情報」→「IMEI」の順で確認できます。

2.サイトでIMEIを調べる

2.サイトでIMEIを調べる

IMEIをキャリアのサイトに入力することで、スマホが赤ロムかどうかを確認することができます。

ただし、スマホが元々どのキャリアから購入されたかが不明な場合、複数のキャリアで確認する必要があるかもしれません。

ここでは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、またUQモバイルやワイモバイルでの確認方法をご紹介します。

ドコモはこちら

ドコモの場合、http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php でIMEIを確認できます。

auやUQモバイルはこちら

auの場合、https://www.au.com/support/service/mobile/network-riyoseigen/ でIMEIを確認できます。

UQモバイルの場合、https://x.gd/L9X3JでIMEIを確認できます。

ソフトバンクやワイモバイルはこちら

ソフトバンクとワイモバイルの場合、https://ct99.my.softbank.jp/WBF/icv でIMEIを確認できます。

楽天モバイルはこちら

楽天モバイルの場合、https://network.mobile.rakuten.co.jp/restriction/ でIMEIを確認できます。

3.携帯ショップでIMEIを調べてもらう

スマホでIMEIを確認する方法も、サイトでIMEIを調べることもうまくできない方は、直接携帯ショップにスマホを持って行き、店員さんに尋ねるのも一つの方法です。

赤ロムを防ぐポイント

信頼できる販売店からスマホを購入する

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天などの公式キャリアショップや、Apple Storeなどの正規代理店で購入すると、赤ロムのリスクはありません。

また、厳格なチェック基準を設けていたり、赤ロム保証を提供していたりする大手中古スマホ販売店(ゲオオンラインストアなど)で購入すると安心です。

ゲオオンラインストアより引用:ゲオオンラインストアより

個人取引に注意する

最も注意が必要なのは個人間での取引です。つまり、フリマアプリなどでの購入です。

フリマアプリでは、通常、赤ロム保証がなく、購入後に商品が赤ロムであることが判明した場合でも、返品が困難なことがあります。

購入前に出品者の評価や取引履歴を確認し、信頼できる出品者から購入するようにしましょう。

まとめ

赤ロムの意味と確認方法、中古スマホを購入する際の注意点について解説

本記事では、赤ロムの意味と確認方法、中古スマホを購入する際の注意点について解説しました。

赤ロムとは、前の利用者の料金未払いなどによりネットワーク利用制限がかけられた端末のことです。

赤ロム化すると、データ通信ができなくなります。

赤ロムかどうか確認するには、スマホやサイトでIMEIを確認する方法があります。

中古スマホを購入する際は、信頼できる販売店や正規代理店で購入し、個人間での取引には注意しましょう。

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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