Googleアカウントを複数作成するには?メリットと注意点
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2024.04.27 Googleアカウントを複数作成するには?メリットと注意点

スマホやパソコンが日常的に使われる現代において、Googleアカウントの存在を無視することはできません。

多くの人々が情報管理やコミュニケーションにGoogleのサービスを活用していますが、Googleアカウントを複数持てることを知らない人も少なくありません。

実は、Googleアカウントは無料で、簡単に追加できます。

仕事用のメールや文書を一つのアカウントに、プライベートの写真やメッセージを別のアカウントに分けることで、私たちのデジタルな世界はより豊かで、整理されたものになります。

この記事では、Googleアカウントを複数作成する方法、そのメリット、および注意点について詳しく解説します。

Googleアカウントを複数作成する方法

Googleアカウントを複数作成するには、スマホの設定から行うのが簡単です。

以下はiPhoneでの操作方法です。

1.「設定」から「アカウントを追加」をタップ

「設定」から「アカウントを追加」をタップ

2.「Google」をタップ

「Google」をタップ

3.「アカウントを作成」をタップ

「アカウントを作成」をタップ

4.「名前」、「生年月日」、「性別」、「Gmailアドレス」、「パスワード」を入力

「名前」、「生年月日」、「性別」、「Gmailアドレス」、「パスワード」を入力

5.電話番号で認証コードを受け取り、入力したら「次へ」

電話番号で認証コードを受け取り、入力したら「次へ」

6.利用規約に同意し完了

もしGoogleアカウントの作成ができないときは、まずスマホがインターネットやWiFiに接続されているか確認してください。

インターネットに接続が確認できたにもかかわらずアカウント作成ができない場合は、少し時間を置いてから再試行してみましょう。

Googleアカウントを切り替える方法

1.右上に表示されるプロフィール画像またはイニシャルをタップ

右上に表示されるプロフィール画像またはイニシャルをタップ

使用するアカウントをタップ

使用するアカウントをタップ

以上の操作でいつでも簡単にアカウントの切り替えができます。

Googleアカウントを複数作成するメリット

Googleアカウントを複数作成すると、業務とプライベートの分離、ストレージ容量の増加、情報漏洩リスクの分散など、多くのメリットがあります。

業務用とプライベート用で区別できる

業務用とプライベート用のアカウントを分けることで、業務とプライベートの領域が混同するのを防ぎ、メールやカレンダー、Googleドライブなどの情報を混ぜることなく管理できます。

たとえば、メインアドレス、購入履歴受信用のアドレス、オンラインサービス用のアドレスなど、用途に応じて使い分けが可能です。

機密情報を取り扱う場合、プライベートアカウントと分けることでセキュリティを強化できます。

ストレージ容量を多く使える

複数のGoogleアカウントを作成すれば、無料で提供される15GBのストレージ容量がそれぞれに割り当てられ、合算して利用することが可能となります。

これは、写真や動画などの大量のデータを保存したい場合に特に有効です。

リスクを分散できる

複数のアカウントに情報を分散させることにより、すべての情報が漏洩するリスクを軽減できます。

これは、1つのアカウントが乗っ取られた場合、すべての情報が漏洩してしまう可能性があるからです。

また、メインアカウントに問題が発生した場合でも、別のアカウントを利用できるため安心です。

これにより、大切なデータが失われるリスクを低減できます。

Googleアカウントを複数作成した際の注意点

Googleアカウントを複数作成した際の注意点

Googleアカウントを複数作成する際の注意点は以下の3つです。

複数人で共有することはできない

Googleアカウントの共有は原則として禁止されています。

Googleは、各アカウントが一人のユーザーによってのみ使用されることを前提に設計しています。

複数のユーザーが一つのアカウントにアクセスすると、アカウントが一時的にロックされる可能性があります。

これは、複数のユーザーが異なるデバイスからログインすると、アカウントが不正にアクセスされたと誤認識される可能性があるからです。 

さらに、企業で使用されるGoogleアカウントのパスワードは重要な機密情報であり、複数の人々が共有することは情報漏洩のリスクを増大させます。

退職者が引き続きIDとパスワードを使用してアカウントにアクセスし、機密情報を持ち出したり、アカウントを不正に使用したりする可能性があります。

これらの理由から、セキュリティ上、アカウントの共有は避けるべきです。

メールの送信間違い

メールの送信間違い

Googleアカウントを複数作成し、それぞれを使い分けるときは、メールの送信に注意が必要です。

Gmailのメールアドレスは、Googleアカウントごとに紐づけられているため、誤ってプライベート用のメールアドレスから仕事のメールを送信してしまう可能性があります。

そのため、メールを送信する前に、使用しているGoogleアカウントがプライベート用か仕事用かを常に確認しましょう。

パスワード管理が大変になる

アカウント数が増えることで、パスワード管理やログインが複雑になる可能性があります。

また、パスワード管理の難易度が上がるだけでなく、同じデータを異なるアカウントで同期する必要性も出てくるため、この点にも注意が必要です。

パスワード管理ツールなどを使い、安全なアカウント管理を心掛けましょう。

これらのメリットとデメリットを考慮して、自分にとって最適な数のアカウントを持つことをおすすめします。

不要なGoogleアカウントを削除する方法

最後に、不要になったGoogleアカウントを削除する方法を紹介します。

1.右上に表示されるプロフィール画像またはイニシャルをタップ

プロフィール画像またはイニシャルをタップ

2.「Googleアカウントを管理」をタップ

「Googleアカウントを管理」をタップ

3.「データとプライバシー」のなかにある、「Googleアカウントの削除」をタップ

「Googleアカウントの削除」をタップ

4.パスワードを入力し、「次へ」をタップ

パスワードを入力し、「次へ」をタップ

5.同意にチェックを入れ、「アカウントを削除」をタップで完了

同意にチェックを入れ、「アカウントを削除」をタップで完了

まとめ

本記事では、Googleアカウントを複数作成する方法とそのメリット、注意点について解説しました。

スマホの設定メニューから簡単に追加アカウントを設定でき、これにより業務と個人用途を明確に分けたり、ストレージ容量を増やしたりするなどの利点があります。

しかし、アカウント共有の禁止、メール送信時の誤送信の可能性、パスワード管理の複雑化などの懸念点もあります。

これらの情報を適切に活用し、セキュリティを保ちながらGoogleアカウントの複数作成を行ってください。

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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