4月23日、3GPPが次世代移動通信システム「6G」のロゴを発表
4月23日、3GPP(3rd Generation Partnership Project)は第6世代移動通信システム「6G」のロゴを発表した。
「6G」はBeyond 5Gとも呼ばれ、現在普及している「5G」の性能を更に進化させた移動通信システムであり、2030年をめどに導入される予定だ。総務省は「6G」を、従来の移動通信(無線)の延長上だけで捉えるのではなく、有線・無線や陸・海・空・宇宙等を包含した統合的なネットワークだとしている。
3GPPは1998年に第3世代移動通信システム(3G)の規格制定を目的に設立されたプロジェクトだ。本部はフランスのソフィア・アンチポリスに設置され、「3G」に続き、第4世代通信システムの「4G」や第5世代通信システムの「5G」の標準化も行っている。日本からはARIBやTTCが参加。その他複数の団体と連携を図り、世界中で広く受け入れられるモバイル通信サービスを提供している。
なお、このロゴは5月にオランダのロッテルダムで開催される3GPP Stage-1 Workshop on IMT2030 Use Casesから使われる予定だ。
LTE規格からロゴ作成 6Gでは宇宙での通信も可能に
SNS上では今回の発表を受けて「ロゴなんてあったんだ」「5Gのゴロもあったのかな」などの声が多く見られた。3GPPは、メーカーやサービスプロバイダーが自社製品において3GPPの使用に準拠していることを示すためのものとして、LTE規格からロゴを作成しており、5G世代も5G、5G Advancedのロゴを作成している。
次世代通信システムの6Gは、5Gの特徴である「高速・大容量」「低遅延」「多数接続」の高度化に加え、目標とされる「超カバレッジ拡張」技術が実現すれば空・海・宇宙への通信エリア拡大が可能となる。
【関連リンク】
・「6G」のロゴが正式決定 「5G」やその前はどんなロゴだった?(ITmedia NEWS)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2404/25/news181.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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