コネクテッドTV(CTV)とは?接続方法と注目される理由を解説
「テレビで動画配信サービスを楽しみたい!」
「大画面で映画やドラマを満喫したい!」と思ったことはありませんか?
近年、インターネットに接続できるコネクテッドTV(CTV)が注目を集めています。
しかし、コネクテッドTV(CTV)とはどんなものなのか、なぜ注目されているのか、まだ疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コネクテッドTV(CTV)の接続方法や、注目される理由、さらに消費者側・企業側それぞれのメリットなどについて解説します。
目次
コネクテッドTV(CTV)とは、インターネットに接続可能なテレビのことです。
従来もインターネット接続対応のテレビは存在していましたが、コロナ禍における巣ごもり需要の高まりによって、動画配信サービスの視聴が増加したことから、近年CTVの普及が加速しました。
公正取引委員会の調査によると、テレビのインターネット接続率は2012年に19.2%にとどまっていました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、人々が家で過ごす時間が増えたことで動画配信サービスの利用が急増し、接続率は右肩上がりに推移して2021年に50%を突破しています。
さらに2023年には54.9%まで上昇しており、コネクテッドTV(CTV)の浸透が顕著になってきました。
コネクテッドTV(CTV)にする方法がいくつかあるので、簡単にご紹介します。
また、インターネットに接続できれば、動画コンテンツなどを気軽にテレビで楽しむことができます。
スマートテレビとは、インターネット接続機能を内蔵したテレビのことです。
2007年頃からインターネットに接続可能になり、テレビ向けアプリが増えたことで2010年代にこの呼称が広まりました。
現在、日本で販売されているテレビの約8割がスマートテレビとなっており、ほとんどの新規購入テレビがこの仕様になっています。
スマートテレビの操作方法は、リモコン操作に加え、ボイスアシスタントによる音声操作やスマートフォンのリモコンアプリによる操作にも対応しています。
リモコンには動画配信サービスを直接起動するための専用ボタンが設けられているものも多く、ワンタッチで視聴を開始できます。
スマートテレビはインターネットに接続された状態で販売されるため、初期設定さえすれば動画配信サービスをすぐに楽しめるのが特徴です。
ストリーミングデバイスとは、テレビにインターネット接続機能を付加するための専用デバイスです。
GoogleのChromecast、AmazonのFire TV Stick、Apple TVなどがその例です。
ストリーミングデバイスには、テレビのHDMI端子に直接つなぐスティック型と、本体をテレビ近くに設置しHDMIケーブルで接続する据え置き型の2種類があります。
いずれの形状でも、デバイスをインターネットに接続することで、テレビ画面上で動画配信サービスなどのストリーミングコンテンツを視聴できるようになります。
操作方法は専用リモコンに加え、ボイスアシスタントでの音声操作や、スマートフォンのリモコンアプリでの操作にも対応しており、スマートテレビと同等の使い勝手が期待できます。
PlayStationやXboxなどのゲーム機、Blu-rayレコーダーには、インターネット接続機能が内蔵されています。
HDMIケーブルでテレビと接続すれば、テレビの画面上で動画配信サービスを利用できるようになります。
HDMIケーブル一本で手軽にセットアップでき、コストをかけずにコネクテッドTVの恩恵を受けられるのが大きなメリットです。
コネクテッドTV(CTV)が注目される理由を、消費者側、企業側それぞれで紹介します。
今や、動画配信サービスの視聴デバイスとしてコネクテッドTV(CTV)は一般的な視聴デバイスとなっています。
コネクテッドTVを利用するメリットとして、大画面でコンテンツを視聴できることが挙げられます。
「大画面で見た方が迫力があり満足度が高い」「大きな画面だと目の負担が少ない」といった意見が多数を占めています。※引用:(令和6年3月6日)コネクテッドTV及び動画配信サービス等に関する実態調査報告書について より
テレビの大画面を活かして動画を楽しめるため、消費者にとって高い満足度が得られるのです。
また、リビングルームなどでテレビを見ながら動画配信サービスを楽しめるため、家族や友人と一緒に視聴するなど、コミュニケーションを取りながら楽しむことができる点も大きなメリットと言えます。
新型コロナウイルス感染拡大により、動画配信サービスを視聴するユーザーが増加し、NetflixやAmazon Prime Videoなどの大手サービスがコネクテッドTV(CTV)での広告配信を開始しました。
これにより、インターネット広告の手法がテレビにも適用され、視聴者のプロファイルに基づく広告配信やクロスデバイスでの測定が可能となりました。
コネクテッドTV(CTV)の進化は、テレビ広告の課題であった視聴者の特定や効果測定を解決し、マーケターにより効果的な広告運用の道を開きました。
今後コネクテッドTV(CTV)は、テレビ広告の在り方を変える存在として、さらに注目を集めるでしょう。
本記事では、コネクテッドTV(CTV)の接続方法や、注目される理由、消費者側・企業側それぞれのメリットなどについて解説しました。
コネクテッドTV(CTV)とは、インターネットに接続できるテレビのことで、スマートテレビやストリーミングデバイス、ゲーム機などを使用して接続します。
コネクテッドTV(CTV)が注目される理由は、消費者側には大画面で動画配信サービスを楽しめるなどのメリットがあり、企業側には視聴者の特定や効果測定が可能となるなどの広告運用のメリットがあるからです。
コネクテッドTVの普及により、テレビ視聴の在り方や広告の在り方が変わり、今後さらに身近な存在となっていくでしょう。
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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