メンションとは?各SNSでの使い方や、メンションされた場合の対応方法を解説
メンションは、SNSで特定の相手にメッセージを届ける便利な機能です。
しかし、正しい使い方を知らずに、コミュニケーションの機会を逃している人も多いのが現状です。
この記事では、メンションの基本や各SNSでの活用方法、さらにメンションされたときの具体的な対応方法について、わかりやすく解説します。
- 目次
メンションとは
メンション(mention)は、英語で「言及する」や「話題にする」という意味を持つ動詞です。日常会話では、特定の事柄や人について軽く触れる際に使われます。
とくにSNSやメッセージアプリでは「メンション機能」があり、他のユーザーに対して名前を挙げてその人宛のメッセージを送る際に使用されます。
この場合も「名前を挙げる」という意味が共通しています。
リプライとメンションの違い
メンションと似ている機能で、「リプライ」があります。
どちらも似ている部分があり混同されがちですが、役割や使い方がそれぞれ異なります。
リプライの特徴
- 「@ユーザー名」をメッセージの先頭に入力し、特定の投稿に直接返信する際に使われる
- 自分と相手を相互フォローしているユーザーにのみ通知が届く
- 1対1の返信に適しており、プライベート感が強い
メンションの特徴
- 「@ユーザー名」を文章内のどこでも挿入可能で、特定のユーザーに言及する場合に利用する
- 通常の投稿として扱われ、全フォロワーのタイムラインに表示される
- より多くの人に内容を見てもらいたいときに適している
リプライは特定の投稿への返信に用いられ、主に会話を続けたい場合に便利です。
一方、メンションは広く通知を届けることが目的であり、特定のユーザーに注意を向けたい場合に適しています。
どちらもコミュニケーションをスムーズにする重要な機能ですが、状況に応じて正しく使い分けることが効果的です。
メンション機能が初めて導入されたSNS
メンション機能が初めて導入されたSNSはX(旧Twitter)です。
Xでは、ユーザーが他のユーザーに言及する際に「@ユーザー名」を使用することで、特定の相手にメッセージを送ることができるようになりました。
メンションってどうやるの?各SNSでの使い方
Xでのメンション機能の使い方
Xのメンション機能の使い方は、次のとおりです。
1. メンション相手の確認
メンションしたいユーザーの「@ユーザー名」を確認します。このユーザー名は、相手のプロフィールページのアイコン付近に表示されています。
2. ポストの作成
新規ポストを作成し、本文内に「@ユーザー名」を入力します。メンションは次のようにポスト内の文頭・文中・文末のどこにでも挿入可能です。
例:
文頭:「@username こんにちは!」
文中:「今日は@usernameとランチに行きました。」
文末:「また明日!@username」
「@」を入力すると、候補のユーザー名が表示されるため、該当する名前を選ぶと簡単に入力できます。このとき、「@」とユーザー名の間にスペースを入れないよう注意しましょう。
3. ポストの投稿
ポスト内容が完成したら、「ポスト」ボタンをタップして投稿します。
LINEでのメンション機能の使い方
LINEのメンション機能の使い方は、次のとおりです。
1. メンションする相手を指定
トークルームのメッセージ入力欄で「@」を入力します。グループに参加しているメンバーの一覧が表示されるので、メンションしたい相手の名前を選択します。
全員に通知を送る場合は、「@All」を選びましょう。
2. メッセージを入力
メンションした相手の名前が青字で表示されることを確認します。
その後、メッセージを入力します。たとえば、「@山田さん こんにちは!」や「@All お知らせです!」
3. メッセージを送信
メッセージの入力が完了したら、「送信」ボタンをタップします。
Facebookでのメンション機能の使い方
Facebookのメンション機能の使い方は、次のとおりです。
1. メンションする相手を指定
投稿やコメントの入力欄で「@」を入力します。
メンションしたいユーザー名やグループ名の一部を続けて入力します。
名前をすべて入力しなくても、頭文字や一部を入力するだけで候補が表示されます。
2. 相手を選択
表示された候補リストから該当する名前を選択します。
選択した名前は青色で強調表示され、リンクとして機能します。
3. メッセージを入力
メンションした名前の後にメッセージを続けて入力します。
4. 投稿または送信
入力が完了したら、「投稿」ボタンをタップして送信します。
メンションされたユーザーには通知が届き、投稿やコメントにアクセスできるようになります。
Instagramでのメンション機能の使い方
Instagramのメンション機能の使い方は、次のとおりです。
フィード投稿またはリールでのメンション
1.投稿画面を開く
投稿する画像や動画を選び、キャプション入力画面を開きます。
2.キャプションにメンションを追加
キャプション欄に「@」を入力し、その後にメンションしたいユーザーのアカウント名を入力します。
候補が表示されるので、該当する名前を選択します。
選択後、アカウント名がリンクとして機能します。
投稿をシェア
キャプションの入力が完了したら、「シェア」をタップして投稿します。
ストーリーズでのメンション
1.ストーリーを作成
画面右上の「+」アイコンをタップし、ストーリーを作成します。
投稿する画像や動画を選択または撮影します。
2.メンションを追加
方法1: 「Aa」と書かれたテキスト入力アイコンをタップし、「@」を入力した後、メンションしたいユーザー名を入力して候補から選ぶ
方法2: 画面上部の「スタンプ」アイコンをタップし、「メンション」スタンプを選択、ユーザー名を入力して追加する
3.投稿を完了
メンションを追加したストーリーを投稿します。
TikTokでのメンション機能の使い方
TikTokのメンション機能の使い方は、次のとおりです。
1. 動画を作成または選択
TikTokアプリを起動し、新しい動画を撮影するか、既存の動画をアップロードします。
2. メンションを追加
動画のプレビュー画面でキャプション入力欄を開きます。
「@」を入力し、続けてメンションしたい相手のユーザーネームを入力します。
ユーザーネームの入力中に候補が表示されるので、該当するアカウントを選択します。
キャプション内にメンションしたアカウント名が表示されていることを確認します。
3. 動画を投稿
メンションを含めたキャプションの入力が完了したら、画面下部の「投稿」ボタンをタップします。
Microsoft Teamsでのメンション機能の使い方
Microsoft Teamsのメンション機能の使い方は、次のとおりです。
メンションの基本操作
1.メッセージ入力
メッセージ入力欄に「@」を入力します。
2.対象の選択
続けてメンションしたいユーザー名、チーム名、またはチャンネル名を入力します。
候補リストが表示されるので、該当する名前を選択します。
選択された名前は青色で強調表示されます。
3.メッセージ送信
メッセージを完成させて送信します。
メンションの種類
個人メンション「@ユーザー名」を入力して特定の1人に通知を送ります。
ユーザー名の一部を入力すると、候補リストから選択可能です。
チームメンション
「@team」またはチーム名を入力することで、チーム全員に通知を送ります。
ただし、チーム管理者がこの機能を有効にしている必要があります。
チャンネルメンション
「@channel」を入力して、そのチャンネル内の全員に通知を送ります。
チャンネルを非表示にしているユーザーや通知設定をオフにしているユーザーには通知が届きません。
タグメンション
事前に作成されたタグを使用して、特定のグループに通知を送ることができます。
「@プロジェクトA」と入力すると、そのタグに関連付けられた全員に通知が届きます。
タグの作成は主にチーム所有者が行います。
通知設定の管理
メンションによる通知は、以下の方法で設定できます。
- 設定 → 通知 → チャットを選択
- 「バナー」「バナーとメール」「フィードのみ」「オフ」から通知の受け取り方法を選択
メンションされた場合の対応方法
メンションを受けた際は、内容を確認し、いいねやコメントで相手に応答してあげるのがベストです。
適切な対応は交流を深め、フォロワーを増やす機会となります。
また、メンションされた投稿をリポストすることで感謝を示しつつ、自分のフォロワーにも内容を共有できます。
一方で、迷惑な内容や悪意あるコメントには無視やブロックなどの慎重な対応が求められます。
まとめ
本記事では、メンション機能の基本や各SNSでの使い方、メンションされた場合の対応方法について解説しました。
正しい知識を持つことで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。
まずは自分が利用しているSNSで試してみましょう。
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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