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2020.03.05 眠りながら健康管理ができちゃう時代!?ネットにつながるスマート睡眠パッドで知られざる自分の姿を知ることに…。【IoTでスマートな暮らし】

ネットにつながるIoT家電・ガジェットを試す本連載。今回、マンガ家でライターの斎藤充博さんが試したのは、小さな敷布団のような形をした「スマート睡眠パッド」。寝ている間に、睡眠の質を分析することができ、自分の睡眠の傾向を知ることができます。健康に欠かせない良質な睡眠。暮らしにどんな変化が起きたのでしょう…!?

睡眠事情には困ったことのない僕ですが、これを機会に自分の眠りについて分析してみました。

みなさん、ちゃんと眠れていますか? 僕はとってもよく眠るんです。

悲しいとき、落ち込んだとき、怒っているとき、全部寝て解決してきました。しかし、年齢を重ねるにつれて、以前のようによく眠れている感じが少なくなってきたような気もしています。加齢によって、体内時計が変化して早朝に目が覚めてしまったり、睡眠が浅くなったりするといった悩みを持つ方もいるようです。

PreBell編集部から送られてきたのは「Withings Sleep(ウィジングズ スリープ)」というスマート睡眠パッド。ネットにつなぐと、自分の睡眠サイクルや心拍数などを分析し、レポートしてくれるようです。今回はこれで僕の睡眠の質を調べてみたいと思います。

 睡眠事情には困ったことのない僕ですが、これを機会に自分の眠りについて分析してみました。
 睡眠事情には困ったことのない僕ですが、これを機会に自分の眠りについて分析してみました。

これがWithings Sleepです。敷き布団やマットレスの下に敷いて使います。大きさはちょうどフェイスタオルくらいでしょうか。USBコンセントで給電して使うのですが、本体が薄いのでかさばることもなく、この上で寝ていても気になりません。

 睡眠事情には困ったことのない僕ですが、これを機会に自分の眠りについて分析してみました。

Withings Sleepは、WiFiにつないでスマホのアプリ「Health Mate」を連携してから使います。アプリには、自分が眠った時間や、眠りの深さ、それらを総合した得点の睡眠スコアなどが表示されます。

アプリを使って睡眠の質をチェック。いったいどんな結果だったのでしょうか

 アプリを使って睡眠の質をチェック。いったいどんな結果だったのでしょうか
 アプリを使って睡眠の質をチェック。いったいどんな結果だったのでしょうか
 アプリを使って睡眠の質をチェック。いったいどんな結果だったのでしょうか
 アプリを使って睡眠の質をチェック。いったいどんな結果だったのでしょうか

さっそくアプリを使ってみると、かなり細かい睡眠の状況が記録されることがわかりました。睡眠の深さ、規則性、睡眠の中断回数、心拍数、いびきをかいている時間、眠るまでの時間、起きるまでの時間などです。

ちなみに僕の場合は、睡眠の深さは平均程度、規則性はまあまあ良い、睡眠の中断回数は1回くらい、心拍数は63bpm、いびきはナシ。そこそこうまく眠れている様子です。

眠っている間のことって、朝起きたときはなんとなく覚えているんですが、すぐに忘れちゃいますよね。こんな風に自分の睡眠をいろいろなデータで整理して記録してくれるのは、かなりおもしろいです。

 アプリを使って睡眠の質をチェック。いったいどんな結果だったのでしょうか

こうした睡眠質のデータを週単位で集計もしてくれます。日々規則正しい睡眠習慣を取れているかどうか自分の睡眠のリズムが確認できるので、睡眠質の改善につながります。

ところで、毎日ログを見ていて、一つ気づいたことがありました。それは……

 アプリを使って睡眠の質をチェック。いったいどんな結果だったのでしょうか

僕は毎朝、「起きるまでの時間」が0分になっていること。目覚めがものすごくいいってことですよね。こうやって客観的に自分の睡眠について分析されるとハッとすることがあります。

ベットに入れば自動で消灯! 自宅のIoT家電とつなげれば、便利さを超えたロマンを味わえるのだ…?!

 ベットに入れば自動で消灯! 自宅のIoT家電とつなげれば、便利さを超えたロマンを味わえるのだ…?!
 ベットに入れば自動で消灯! 自宅のIoT家電とつなげれば、便利さを超えたロマンを味わえるのだ…?!

Withings Sleep は、「IFTTT」という、ソーシャルメディアや各プラットフォームなどをつなげられるwebサービスを使って、ほかのIoT家電と連携させることができます。
そうすると何ができるのかというと…

  • ・布団に入ったら自動で電気が消える
  • ・布団から出たら、自動で電気をつける
  • ・布団から出たら(ネットにつながった暖房の)空調をつける
  • ・布団から出たら、コーヒーメーカーが動き出す

 

こんな風にいろいろな行動を自動化できてしまうのです! それって、なんだかワクワクしませんか?
自分の心地いい睡眠環境を整えていけば睡眠の質も良くなるかもしれません。

 ベットに入れば自動で消灯! 自宅のIoT家電とつなげれば、便利さを超えたロマンを味わえるのだ…?!

僕はPhilipsから出ているスマート電球「Hue」という、インターネットにつながるスマート電球を持っているので(Hueのレポートはこちら)、さっそくつなげてみることに。「布団に入ったら電球が暗くなる」という動作が自動でできるようになりました。安らいでいるときにスイッチやスマホをいじらないですむのはかなり気分がいいです。

IoT家電で、手軽に自分の健康管理ができちゃう時代なんですね

IoT家電で、手軽に自分の健康管理ができちゃう時代なんですね

もともと眠ることは大好きなのですが、Withings Sleepを導入してからというもの、より一層楽しみになってしまいました。無意識の間のことが記録されているのは、やっぱりおもしろいんです。

ちなみに同じメーカーから「Body+」というネットにつながる体重計も出ています。こちらもアプリを使って、自分の摂取カロリーや体重の変化を管理することができるようです。自分で簡単に健康管理ができてしまうので、こっちも欲しくなってきました。

ただ寝ているだけなのに、自分の身体のことを知ることができるなんて! もしかしたらIoTによって、僕たちはどんどん健康になっていけるんじゃないかな……。そんなふうに思いました。

マンガ・文:斎藤充博

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