Amazonプライム年会費を月100円値上げ
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2023.09.07 Amazonプライム年会費を月100円値上げ

オンラインショッピング大手のアマゾンジャパンは8月10日、有料会員サービス「アマゾンプライム」の値上げを発表した。月額料金を500円から600円に引き上げる。年間プランは税込4900円から5900円と2割増加する。

学生向けの割引プランは従来の2450円から500円値上げし、2950円になる。新規会員には8月24日から、既存会員には9月24日以降の支払いから新料金が適用される。

「アマゾンプライム」に加入すると、ECサイト「アマゾン」で買い物をする際の配送料の一部が無料となる。このほか、映画やドラマ、音楽など多様なサービスを利用できるようになる。

アマゾンジャパンが4年ぶりの値上げに踏み切った背景には、「2024年問題」と呼ばれる配送コストの問題がある。2024年4月から時間外労働の上限規制が強化され、それに伴う人手不足や輸送量減少が懸念されている。同社は配送コストの上昇を値上げで吸収したい考えだ。

国内では2007年にサービスを開始して以降、これまでに3回値上げしている。一方、今回の値上げを踏まえても、日本のプライム料金は他国よりも低水準のままだ。

米国のアマゾンプライム年会費は139ドル(約2万円)、英国は95ポンド(約1万7000円)、ドイツは89.90ユーロ(約1万4000円)と軒並み1万円を超える。いずれも日本の倍以上の値段となっている。

ディズニープラスも米国で値上げ

値上げの波は「モノ」から「サービス」に移ってきている。米ウォルトディズニーは8月、運営する動画配信サービス「Disney+(ディスニープラス)」の料金を値上げすると発表した。

米国の月額料金(広告なしプラン)は13.99ドルとなる。昨年12月から始まった広告つきプランは7.99ドルに据え置いた。競合する米ネットフリックスの広告なしプランは月額15.49ドルだ。

11月には欧州の一部とカナダでも広告つきプランを提供開始する。日本における値上げや広告つきプランの提供開始については言及していない。

【関連リンク】

・アマゾン、プライム会員年会費を1000円値上げし5900円に…月払いは600円(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230810-OYT1T50108/

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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