ネットのギモン・お悩み

2022.10.27 モデムとルーターの違いとは? ネットに不可欠なデバイス「ONU」を解説

光回線でインターネットを利用する場合、ルーターやモデムという名前は聞いたことがあっても、ONUという名前を初めて聞いた人は意外といるのではないでしょうか。 しかし、ONUは聞きなじみがない名前ではあるものの、インターネットを快適に利用するためには必要不可欠な装置です。そこで今回はインターネット環境を整える上でよく聞くキーワードである、モデムとルーター、ONUの違いに加え、ONUとはどのような役割を果たす機器なのかを解説します。

POINT

  • モデムはアナログ信号をデジタル信号に変換する装置
  • ルーターは複数のパソコン・スマホにインターネット接続するための装置
  • ONUは光回線の信号をデジタル信号に変換するための装置
ONUとルーター

ネットに必要な機器、ONUとは?

パソコンを操作する女性

まず抑えておきたいのが「ONU」についてです。ONUとは、インターネットの光回線の信号をデジタル信号に変換する機器のことです。ONUは「Optical Network Unit」の頭文字をとったものであり、日本語では「光回線終端装置」と呼ばれます。

ONUについての理解を深めるために、インターネットの仕組みについて簡単に解説します。

私たちがインターネットを利用できるのは、インターネット回線が世界的に整備されていること、そして、パソコンやスマートフォンなど、インターネットを利用できる機器があるためです。

現在、インターネット回線は光回線が主流であり、光回線の中には光信号が通っています。また、パソコンなどの機器でインターネットを利用するためには、光回線の中を通ってきた光信号をデジタル信号に変換する必要があります。

その役割を果たしているのが「ONU」です。光回線が一般的に利用されている現在では、インターネットを利用するために「ONU」は必要不可欠な機器といえるのです。

ONUとモデム、ルーターは何が違う?

ONUとモデム、ルーターは、それぞれインターネットを利用するうえではなくてはならない機器です。一見、これらは似ている機器のように感じられますが、実際にはそれぞれ異なる用途で利用されているのです。

ONUとモデム、ルーターの機能について簡単に解説すると以下の通りとなります。

・ONU:光回線などのデジタル信号をデジタル信号に変換する
・モデム:ADSLやケーブルテレビ(以下、CATV)などのアナログ信号をデジタル信号に変換する
・ルーター:複数の機器をインターネットに接続する

いずれの機器も共通しているのは、インターネットの回線とパソコンやスマートフォンなどの機器をつないでいることです。

しかしながら、上記で説明した通り、いずれの機器も用途は異なっています。それぞれの機器の違いについて、以下で説明します。

ONUとモデムの違いは?

特に混同しやすいのはONUとモデムです。ONUは光信号をデジタル信号に変換する機器であり、モデムはアナログ信号をデジタル信号に変換する機器です。しかし、ONUはモデムとは異なる用途でありながら、現在でもONUをモデムと呼ぶ場合があります。

その理由は、ADSLやCATVなどの電話回線を利用したアナログ信号を「モデム」を使ってデジタル信号に変換していた時代の名残が残っているためです。

現在では、インターネット回線の主流は光回線となり、モデムの代わりに「ONU」が広く利用されるようになりました。しかしながら、先述の通り過去にモデムが広く利用されていたこと、そして、ONUもモデムもデジタル信号に変換する機器という点では共通しているために、現在でもONUがモデムと呼ばれることがあるのです。

ONUとルーターの違いは?

ONUは光信号をデジタル信号に変換する機器であり、ルーターとは複数のパソコンやスマートフォンなどのモバイル端末でインターネットを利用できるようにする機器のことです。そのため、用途としては全く異なります。

例えば、自宅でインターネットを使う場合に、複数のパソコンやスマートフォンでインターネットを利用するなら、ルーターが必要です。その場合、ONUとルーターをLANケーブルで接続し、ルーターからパソコン・スマートフォンをつなぐ形となります。そのためもし、パソコン1台だけで使用するのであればルーターは必要なく、ONUとパソコンをLANケーブルでつなぐだけで済みます。

なお、ONUとルーターがセットになった機器として「ホームゲートウェイ」があります。ホームゲートウェイは光信号をデジタル信号に変換するONUの機能と、複数のパソコン・スマートフォンに接続する「ルーター」の機能が一つにまとまっている装置です。

ONUとルーターをそれぞれ設置する場合、設置スペースが必要であるうえに接続するための手間がかかってしまいますが、一体型のホームゲートウェイが1台あれば、設置スペースを必要としないうえに接続も容易に行えます。

ONUとモデム、ルーターの違いやONUの役割が分かったところで、次はONUの接続・設定方法を解説します。

ONUの接続・設定はどのような方法で行う?

ONUの接続・設定はどのような方法で行う?

ONUの接続方法は以下の通りとなります。
・ONUを電源コンセントにつなぐ
・ONUをLANケーブルでパソコン、またはルーターにつなぐ


ONUの接続方法は、電源を入れること、LANケーブルで接続することなのでとても簡単です。なお、ルーターを利用する場合は、ルーターも電源コンセントにつないでおきます。

パソコンを有線LANケーブルでつなぐ場合は、ルーター、またはONUからのケーブルをパソコン本体のLANポートにつなぐだけでインターネットが利用できます。

パソコン、またはスマートフォンなどを無線LANで接続する場合は、ルーターのSSIDとパスワードをパソコン、またはスマートフォンなどに入力すると利用が可能となります。

ルーターのSSIDとパスワードは、ルーターの背面や底面などに記載されていますので確認してみましょう。

ONUの使用料はいくらかかる?

パソコンで画像を検索する女性

ONUのレンタル料は原則として無料となっています。

ONUは、NTT東日本・NTT西日本のような光回線の事業者から貸し出しされる仕組みであるため、ONUの使用料に関してはユーザーが負担する必要はありません。

ただし、ONUとルーターの機能がセットになっているホームゲートウェイをレンタルする場合は、原則として有料となり、月額で数百円程度かかります。

So-net 光 プラスならWi-Fiルーターが永年無料でおすすめ!

このように、光回線でインターネットを利用する場合には、ONUとルーターが必要であることが理解できたのではないでしょうか。

ONUは光通信業者から無料でレンタルできるため費用がかかりませんが、ルーターは別途プロバイダーからレンタルするか、自分で購入する必要があり、原則として有料となります。

ただユーザーとしては、ルーターの利用料金をできる限り抑えたいですよね。その点、So-net 光 プラスなら、Wi-Fiルーターを永年無料でレンタルできるのでおすすめです。So-net 光 プラスのWi-Fiルーターは高速通信可能な「v6プラス」に対応しているので、ストレスを感じることなく快適にインターネットを利用できます。

So-net 光 プラスのWi-Fiルーターの月額料金は、通常は440円となっていますが、以下の条件を満たすことで永年無料となります。


・新規契約と同時にルーターの申し込みを行うこと
So-net 光 プラスのページから申し込みをすること
・支払い方法を登録すること
※申し込んだ月を1か月目として、6か月目の末日までに支払い方法を登録しておくことが条件


お得にインターネットを利用するなら、So-net 光 プラスがおすすめです!

まとめ:光回線ならONUとルーターが必要

パソコン(mac)で書類が表示されている画像

インターネット回線で現在主流となっている光回線を利用する場合、必要となる機器は「ONU」と「ルーター」です。

ONUは光信号をデジタル信号に変換するための機器であり、ルーターは複数のパソコン・スマートフォンなどでインターネットを利用するために必要な機器となります。

インターネットに接続する機器がパソコン1台だけであればONUだけがあればインターネットの利用が可能ではありますが、現在では、家庭の中にインターネットを接続するための機器が複数あることが一般的となっているため、ルーターやホームゲートウェイも併せて用意しておく方がより快適なインターネット空間になるでしょう。

ONUは光回線事業者からレンタルできるため無料で利用できますが、Wi-Fiルーターの利用料は有料となることが多いです。その点、So-net 光 プラスならWi-Fiルーターの利用料が永年無料となっているので、光回線を選ぶ際にはぜひ検討してみてください。

以上、ONUとモデム、ルーターの違いとONUの役割、そして光回線に必要な機器についての解説でした。インターネット活用の幅を広げるWi-Fiルーターは無料プランを活用しお得で快適なインターネットを楽しみましょう。

PHOTO:Unsplash/PhotoAC/Pexels
TEXT:PreBell編集部

この記事を気にいったらいいね!しよう

PreBellの最新の話題をお届けします。

ページトップ