今のルーターで10ギガ回線への変更は可能?
10ギガ対応の光回線が注目される中、プラン変更時に現在使用中のルーターがそのまま使えるかが気になるところです。
10ギガ対応のルーターであれば問題ありませんが、対応していない場合は買い替えやレンタルが必要になることも。
本記事では、10ギガプラン対応ルーターの選び方や必要な規格について解説します。
- 目次
10ギガプランで期待できる通信速度とは?
10ギガプランの通信速度は理論上は最大10ギガですが、実際の速度はご利用環境や機器の影響を受け、多くの場合、実測速度は600Mbpsから2Gbps程度になります。しかし、条件によっては7Gbpsを超える速度も報告されています。
また10ギガ回線への変更は、単なる高速化だけではありません。最新のルーターに更新することで、通信範囲の拡大、安定性の向上、IPv6対応など、多くのメリットが得られます。
高速インターネットと快適な接続環境を同時に実現できるのが魅力です。
So-net 光の10ギガプランでは、平均ダウンロード速度が1152.1Mbpsと、1ギガプランの約4倍の速度を実現しています。
プラン | 平均ダウンロード速度* |
---|---|
10ギガプラン | 1152.1Mbps |
1ギガプラン(So-net 光 M) | 256.29Mbps |
*平均ダウンロード速度は、みんなのネット回線速度より
IPv6とは?最新のインターネットプロトコル
IPv6は、急増するインターネット接続機器に対応するために開発された新しいインターネットプロトコル(IP)です。従来のIPv4と比べ、圧倒的に多いアドレス数と、セキュリティ強化、通信効率の向上が特長で、IoT時代のネットワーク基盤を支えています。
関連記事:IPv6とは?メリット・デメリットや確認方法を解説
現行ルーターでは性能不足?10ギガ対応の注意点
こんな悩み、ありませんか?
- オンライン会議中に突然通信が途切れる
- 家族全員がネットを使うと極端に通信速度が遅くなる
- 大容量の動画や作業ファイルのダウンロードに長時間かかる
- テレワーク中に重要な資料の共有がスムーズにできない
現在ご利用中のルーターの性能が十分かどうかは、具体的な使用状況や通信内容によって異なります。
しかし、同じルーターを3年以上利用している場合は、性能不足によってインターネットの速度が低下したり、接続が不安定になったりする可能性が高いです。
高速回線でもルーター性能がボトルネックに
古いルーターを使用していると、最新の高速回線に対応できず、通信速度が制限されることがあります。
たとえば、1ギガの回線を契約していても、ルーターが54Mbps(IEEE802.11aや11g)までしか対応していない場合、その速度が上限となります。
こうした状況は、在宅勤務やオンライン学習、動画視聴、家族のネット利用など、さまざまなシーンで不便を感じる原因になるでしょう。
しかし、このような悩みは最新のルーターに変えることでほとんどが解消できます。
10ギガ対応ルーターを導入すれば、通信速度だけでなく、安定性や広範囲の接続性能も向上し、これまで以上に快適なネットライフを楽しむことができます。
レンタルルーターでは対応不可の場合も
多くの場合、プロバイダーが提供するレンタルルーターでは10ギガに対応していない可能性があります。
ただし、一部のプロバイダーでは10ギガ対応のルーターをレンタルで提供しているケースもあります。
So-net 光では、10ギガ対応無線LANルーターのレンタルが可能です。
現在、So-net 光 10ギガプランに新規入会やプラン変更で、10ギガ対応無線LANルーターが最大2か月無料になるキャンペーンを開催中です。
Wi-Fiルーターの通信規格の種類
2024年12月の時点では、通信規格は以下の9種類があります。
通信規格 | 最大通信速度 | 周波数帯 | 10ギガ利用に最適 |
---|---|---|---|
IEEE802.11 | 2Mbps | 2.4GHz帯 | ✗ |
IEEE802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 | ✗ |
IEEE802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 | ✗ |
IEEE802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 | ✗ |
Wi-Fi 4 (IEEE802.11n) | 600Mbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 | ✗ |
Wi-Fi 5 (IEEE802.11ac) | 6.9Gbps | 5GHz帯 | ✗ |
Wi-Fi 6 (IEEE802.11ax) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 | ◯ |
Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax) | 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯 | ◯ | |
Wi-Fi 7 (IEEE802.11be) | 46Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯 | ◯ |
光回線10ギガを利用する場合、Wi-Fi 6以上のルーターが必要です。
お手持ちのルーターがWi-Fi 6以上であればそのまま利用できますが、Wi-Fi 6未満の場合は買い替えやレンタルが必要になります。
10ギガを最大限活かすルーターの選び方
10ギガ通信を最大限活かすためのルーターの選び方については、以下のとおりです。
対応ルーターのスペックとチェックポイント
メーカーやモデルによって通信速度や機能が異なるため、十分な性能を持つルーターを選ぶ必要があります。
【10ギガ対応ルーターの主要スペックとチェックポイント】
スペック・チェックポイント | |
---|---|
WANポート | 最大10Gbps×1 10GBASE-T対応が必須 |
無線LAN規格 | IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) 以上対応 |
無線LAN速度 | 5GHz帯: 4800Mbps以上 2.4GHz帯: 1000Mbps前後 |
MU-MIMO対応 | 複数端末の同時通信を効率化 |
セキュリティ機能 | WPA3などの最新のセキュリティ規格対応 |
メッシュWi-Fi | 広範囲や複数階での利用に適したモデル |
互換性と拡張性 | Wi-Fi 5 (IEEE802.11ac) との互換性 将来の拡張に対応 |
コストパフォーマンス | 高性能ルーターは高価なため、使用状況や予算に合った選択をする |
上記を考慮することで、オンラインゲームやストリーミングにおいても遅延が少なくなります。
Wi-Fi6とWi-Fi5、それぞれの特徴比較
Wi-Fi 6は通信速度や効率性、セキュリティの全てでWi-Fi 5を上回り、多数のデバイスが同時接続される環境や混雑した場所での利用に適しています。省電力性能も高く、IoT機器との相性も良好です。
一方、Wi-Fi 5は比較的安価で、1ギガ回線の用途には十分対応可能です。
【Wi-Fi6とWi-Fi5の比較】
Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 | |
---|---|---|
速度 | 最大6.9Gbps | 最大9.6Gbps |
周波数帯 | 5GHzのみ | 2.4GHzと5GHzの両対応 |
同時接続デバイス数 | 最大4台(MU-MIMO) | 最大8台(MU-MIMO)、処理デバイス数4倍以上 |
省電力 | 特別な機能なし | TWT技術で電力効率向上 |
混雑環境での性能 | OFDM技術を使用 | OFDMA技術で効率的 |
セキュリティ | WPA2 | WPA3 |
LANケーブルにも要注意
LANケーブルの選択は光回線10ギガの性能を引き出すうえで重要です。
とくに、回線終端装置(ONU)とWi-Fiルーターを接続する際、性能の低いケーブルでは速度が制限される可能性があります。
CAT6A以上を選び、過度な曲げや劣化に注意しましょう。
関連記事:LANケーブルの正しい選び方とは?メーカーが教える鉄則がこれ!!
10ギガ対応の光回線は「So-net 光」がおすすめ
10ギガ対応の光回線を検討しているなら、So-net 光 10ギガプランがおすすめです。So-net 光では、10ギガ対応ルーターが今なら2か月無料でレンタルできるため、もしもお使いのルーターが10ギガに対応していないという場合でも安心です。
古いルーターを最新モデルに交換することで、通信速度が劇的に向上し、Wi-Fi電波の届く範囲も広がります。同時に、複数デバイスの接続性能が高まり、セキュリティも強化され、最新のIPv6技術にも対応できるようになります。
通信環境の改善は、仕事やプライベートの質を大きく変える可能性があります。ぜひ、10ギガ対応ルーターへの更新をご検討ください。
>>So-net 光10ギガプランの詳細はこちら
上記金額や特典は2024年12月現在の情報です。
最新の情報については各社のHPにてご確認ください。So-net10ギガプランの最新情報はこちら
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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