2024.02.13 【もう稼げない?】YouTubeの将来性と今後の展望について徹底解説
今回は、YouTubeの将来性について解説します。
この記事を読めば、以下のような疑問が解決します。
- 2024年以降でもYouTubeは稼げるのか?
- YouTubeというサービスの今後の展望は?
- YouTuberが稼げなくなっているのは本当か?
世界で10億人以上のユーザーを獲得しているビッグコンテンツであるYouTube。しかし、最近では広告収益の減少やYouTuberの衰退などといったネガティブな話題も耳にするようになりました。
この記事を読めばYouTubeの現状と将来どうなるかについてがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
では早速、本題へいきましょう。
目次
今回のテーマは「YouTubeの将来性」ですが、それを知るにはまずは現状のYouTubeについてしっかり理解しておきましょう。
まず押さえておくべきなのは、動画プラットフォーム(YouTubeを含む)の市場規模は年々拡大しているということ。
YouTubeは世界で10億人以上のユーザーを誇る巨大な動画プラットフォームのひとつです。
サイバーエージェントによって2022年に行われた「国内動画広告の市場調査」によれば、2022年度の動画広告市場規模は昨対比133.2%となる5,601億円と急成長したことがわかっています。
また、今後も動画広告市場は高い成長率で市場を拡大していくと予想されており、2024年に8,741億円、2026年には1兆2,451億円に達するという予測まであります。
この背景にはさまざまな要因がありますが、コロナによる在宅文化の形成も大きく起因しているでしょう。
しかし、その一方で「YouTuberは稼げなくなった」という声も上がるようになりました。
「動画広告市場が拡大しているのにYouTuberの収益が減少している」というのはおかしな現象ですよね。
次の項目でその原因を解明していきましょう。
数年前まで、YouTuberは夢のある職業として多くの人を魅了してきました。しかし、最近では「YouTubeは稼げない」と言われるようになり、「YouTuberはオワコン」という言葉も目にするようになっています。
では、なぜYouTuberが稼げなくなってきているのでしょうか。その理由として、主に以下の3つが挙げられます。
- 日本国内でYouTuberが飽和している
- 他のSNS・動画配信サービスの台頭
- ジャンルによって広告単価が全然違う
ひとつずつ見ていきましょう。
1つ目の理由は、日本国内でYouTuberが飽和しているからです。
YouTubeを見るユーザーの数、及びその一人あたりの再生時間は増加傾向にあり、一見YouTuberらにとっては追い風に見えるかもしれませんが、そう簡単な話ではありません。
これらの数字がどれだけ増えても、日本国内のYouTube視聴時間には限界があります。その一方で、YouTuberの数は増え続けているため、限られた「視聴時間」というパイを奪い合う形となっているのです。
また、YouTube以外のサービスが人気を博していることも影響しています。
例えば、TikTok。YouTubeが長尺動画の再生数で広告収入を得るのに対し、TikTokは60秒以下のショート動画で広告収入を得ています。
視聴するユーザーの層にもよりますが、今の若年層はYouTubeのような10分を超える動画を見ることよりも、TikTokなどで大量のショート動画を1時間見る方を好む傾向にあります。
そのため、YouTuberのチャンネルの再生数や広告収入が減っているのです。
3つ目の理由は、ジャンルによって広告単価が違うからです。
ここで伝えたいのは、一概に「YouTuberはオワコン」とは言えないということです。
よくエンタメ系の広告収入が下がったと言われますが、それは事実です。
しかし、その一方でビジネスに関するYouTubeチャンネルの単価は上がっていると言われています。
そのため、すべてのYouTuberが稼げなくなっているわけではありません。
以上が、YouTuberがオワコンと言われる3つの原因でした。
次に、このような内容を踏まえた上でYouTubeの将来性について解説していきます。
前述したように、YouTubeで稼ぐことは以前よりも難しくなってきています。
しかし、YouTube自体は全くオワコンではなく、むしろサービスとしての価値は今後もどんどん上がっていくと言えます。
その根拠は以下の3つです。
- 5Gによる通信速度の向上
- VR・ARなどの動画×テクノロジーの発展
- YouTube利用者層の拡大
ひとつずつ詳しく解説します。
1つ目の根拠は、5Gテクノロジーの普及です。
4Gから5Gになることで、通信速度が従来までの10倍以上速くなるため、外出先でもノンストレスで動画を再生できるようになります。
今はまだ、日本国内で5Gが完全に普及しているとは言えません。
しかし、今後5Gが普及していくことで、長尺動画がメインのYouTubeもどんどん利用されていくでしょう。
また、VRやARなどのテクノロジーの発展もYouTubeにとっては追い風だと言えます。
VR技術は最先端技術で新感覚の動画視聴を提供するテクノロジーで、エンタメ分野から医療分野まで活用の幅が非常に広いのが特徴です。
これまで、YouTubeは動画を見るだけのアプリという認識でしたが、VRが一般層にも普及すれば、YouTube×VRの新しい動画スタイルが誕生するはずです。
また、YouTubeの利用年代にも変化が生じてきています。
先ほどは「若年層はYouTubeを見なくなっている」というネガティブな変化だけを紹介しましたが、それだけではありません。
近年は、40代以降の人々の利用率が伸びてきており、それに伴って、新しいジャンルのYouTuberがどんどん誕生しつつあるんです。
また、若年層の利用率が下がっていると言っても、全く利用しないわけではありません。今でも、他のSNSとは比べ物にならない集客力がYouTubeにはあります。
以上が、YouTubeの将来性についての考察でした。これらの根拠からYouTubeは今後も売上を伸ばしていき、世界的なソーシャルメディアのひとつとして君臨し続けるでしょう。
今回は、YouTubeの現状と将来性について解説しました。
YouTubeは現在も順調に利用者を伸ばしている世界的なプラットフォームのひとつで、今後もYouTube市場は拡大していくでしょう。
しかし、YouTuberなどのYouTubeで生計を立てる人々は、新しい流行や変化に対応し続けなければ稼げなくなる恐れもあります。
そのためには、常日頃から世界の動向をチェックし、時代の流れに敏感に反応できる力を養っておく必要があるでしょう。
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock