推し活オタ活を応援する「NEOWN」はタレントの素顔が垣間見える
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2024.06.24 推し活オタ活を応援する「NEOWN」はタレントの素顔が垣間見える

「推し活」という言葉がユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされたのは2021年でした。

今や3人に1人は「推し活」に励んでいると言われています。また、以前はネガティブだったオタクのイメージも変化しています。

このような状況のなかで、株式会社アクセルエンターメディアは推し活オタ活を推進するメディア「NEOWN(ネオン)」をリリースしました。

今回は、株式会社アクセルエンターメディアの西方様・明河様より「NEOWN(ネオン)」についてお話をお伺いしています。

推し活オタ活を応援するメディア「NEOWN」

推し活オタ活を応援するメディア「NEOWN」

御社の業務内容について教えていただけますでしょうか?

株式会社アクセルエンターメディアは携帯、スマートフォン、PC向けアーティストファンクラブの運営などを行う会社です。

弊社はファンとアーティストが絆を強める場を創造します。ファンとアーティスト双方のニーズを把握し、満足につなげ、周辺ビジネスへと展開することで、ファンに喜びを与え、アーティストの価値を最大化しています。

このたび推し活オタ活を推進するメディア「NEOWN(ネオン)」をリリースしました。

「NEOWN」はどのようなものなのでしょうか?

「NEOWN(ネオン)」は「NEO(新しい)」に「OWN(自分)」を掛け合わせた造語です。

推し活やオタ活を応援するコンテンツを提供しています。コンテンツは主に3種類あります。(2024年5月時点)

1つ目はタレントさん自身の「好きなコト」を深堀する「あの人の好きなコト」、2つ目は映画ライターや編集者が自身の趣味・オタ活について発信するコラム、3つ目は音楽・アニメ・アイドル・ゲームなどの情報を配信する推し活推進ニュースです。

「NEOWN」はタレントのB面をフィーチャーする

「NEOWN」のコンセプトについて教えていただけますでしょうか?

弊社はもともとファンクラブ運営がメインの事業です。

ファンクラブのサイトで発信しているのは、タレントさんの芸能人としての一般的なイメージであることが多いです。それに対して「NEOWN」は「実はこの人にはこんな趣味がある」といった、その人のよりプライベートな素顔が垣間見えるようなコンテンツにしたいと考えています。

ファンクラブをA面とすると「NEOWN」はB面。ここでしか見られないタレントさんのB面をフィーチャーするサイトです。

「NEOWN」をはじめたきっかけはどのようなことでしょうか?

「NEOWN」の企画をはじめたのはコロナ禍の頃でした。

その頃、タレントさんと話をしていて「実はアニメ好き」など、オタクっぽい趣味をお持ちの方が結構多いと知りました。それまでオタクっぽい趣味のことは対外的にちょっと言いづらい雰囲気だったと思います。

普段はかっこいいモデルさんで実はアニメ好きという方がいらっしゃったので、逆にオープンにしていこうじゃないかと。そのような方をプッシュアップできるようなサイトにしたいと思いました。

タレントが自分の持ち味として発信するシンオタク文化

オタクのイメージは昔とはかなり変わっているのでしょうか?

少し前のネガティブな意味合いからポジティブな意味合いに変わってきていると思います。

「NEOWN」を立ち上げるにあたって下調べをしたのですが、検索クエリの2番目、例えば「オタク キモい」だったのが「オタク グッズ」「オタク 推し」が急成長していると感じました。

タレントさんがシンオタク文化を自分の持ち味として発信することによって、今までのオタクのイメージが払拭されつつあると思います。

ターゲットとなるユーザーはどのような人を想定されていますか?

Webサイトを作るにあたってペルソナを探ろうとしたのですが、オタクの人たちのどこにどうフォーカスすればよいのかわからず、定めきれませんでした。

まずは1回やってみて、どこから反応があるかみてみようということになりました。

タレントさんの記事が出ているので、その方のファンとしてついているユーザーさんが多いようです。情報感度の高い人たちに響きつつあると感じています。

ファンクラブのメンバーは強力な拡散力を持っている

ユーザーはどこから流入してくるのでしょうか?

SNSやリリース情報からの流入が多いようです。キャッチーだと思うので、ある程度の流入はあると思っていましたが、想定以上でした。

それに加えてタレントさんについているファンの方の拡散力もかなり強力でした。

12万回リポストされたのは、そのジャンルに特化しているエディターさんが書いたコラムです。普段、仕事で記事を書いている方が、自分が本当に好きなことを書いたら多くのユーザーさんに支持されたので、やってよかったと思います。

ユーザーはどのような人が多いのでしょうか?

20代〜30代の女性です。SNSで拡散してくれたり、コメントしてくれたり、熱量を持っている方が多い印象です。

「NEOWN」ではファンクラブの情報発信とは別軸で、もう少しライトなところを発信しています。

今はまだファンクラブに入っていない人に、もうちょっと深い情報を知りたいと思っていただき、「NEOWN」からファンクラブに誘導できればと思います。

「NEOWN」との相乗効果で事業の成長を目指す

「NEOWN」との相乗効果で事業の成長を目指す

今後「NEOWN」をどのように育てていきたいですか?

公開してからまだ日が浅いので、カテゴリーをもう少し幅広くしていきたいと思っています。

アクセス数は想定以上に取れています。アクセス数を伸ばすより、ユーザーさんが喜んでくれるコンテンツを大切にしていきたいです。

次のステップとしては、オリジナルグッズの販売を行いたいと考えております。弊社は「アクセルストア」という通販のプラットフォームを既に持っているので、そのアセットを活かして、タレントさんと一緒にグッズ制作などができるとよいと思います。

御社の今後の展望などはありますか?

既存の事業については、ファンクラブやECサイトを生かした展開によるシナジー効果を期待しています。

これまで手掛けていなかったタレントのキャスティング業務などBtoB向けの事業についても、「NEOWN」のリリースと同時期に営業を始めています。

「NEOWN」を大きく育て、相乗効果で弊社全体の底上げをはかりたいと思います。

終わりに

推し活やオタ活に費やされるお金は経済効果として期待されるほどになった

key point

  • 「NEOWN」は推し活オタ活を推進するメディアである。
  • ファンクラブをA面とすると「NEOWN」はB面。「NEOWN」はここでしか見られないタレントのB面(素顔、趣味)をフィーチャーする。
  • タレントがシンオタク文化を自分の持ち味として発信することによって、今までのオタクのイメージが変わる。

いかがでしたでしょうか。

昔はダサいと思われていた「オタク」。まわりにバレないようにしていた「隠れオタク」もいました。

今は「情熱をかけて好きなものを追いかける人」というポジティブなイメージに変わっています。タレントがオタクであることを公言したことで親近感を持たれたり、オタクに対する偏見が薄れたりしたことも一因と言えるでしょう。

アイドルやアニメ関連のイベントやライブ、聖地巡礼やグッズ収集。推し活やオタ活に費やされるお金は経済効果として期待されるほどになっています。

夢中になれるものがあって、好きなものを好きと公言できるのは幸せなことです。特に「推し」がない人も、何か「推し」を見つけてみてはいかがでしょうか。

株式会社アクセルエンターメディア
https://www.axelentermedia.co.jp/

NEOWN
https://neown.tokyo/

PHOTO:iStock
TEXT:PreBell編集部

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