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2019.06.06 【マンガ】JKの間でもプチブーム!? 20年前に流行していた人工知能が意外とスゴかった

わたしたちの生活のさまざまな場面で使われている人工知能。iPhoneに搭載されたSiriやAndroidに搭載されたGoogleアシスタントも、わたしたちが慣れ親しんでいる人工知能です。

近年生まれた、最新のテクノロジーというイメージの強い人工知能ですが、実は20年前にも人工知能はブームになっていた!?

1999年のJKと2019年のJKが登場し、インターネットによるライフスタイルの変遷を紹介する連載マンガ企画。今回のテーマは「人工知能の違い」についてです。

【JKのデジタルライフシリーズ】

2019年を生きる女子高生、みらいちゃんと1999年に生きる女子高生、かこちゃんです。

登場するのは、2019年を生きる女子高生、みらいちゃんと1999年に生きる女子高生、かこちゃんです。

人工知能の違い

 人工知能の違い

人工知能の歴史は意外に古く、なじみのある例では、ビデオゲームのコンピューター対戦も、人間に代わってゲームをプレイする人工知能の1つと言えます。

とはいえ、わたしたちのイメージする人工知能と言えば、人間のように意志を持ち、会話ができるアトムやターミネーターのような存在。そういった意味で、20年前の時点で非常に人工知能“的”だったのが「シーマン」ではないでしょうか。

セガ・エンタープライゼス(当時)の次世代ゲーム機、ドリームキャスト対応のゲームとして発売されたシーマン。ドリームキャストはプレイステーションほど普及しませんでしたが、ゲーム好きの人たちから熱狂的な支持を得ているゲーム機でした。しかし、シーマンは「しゃべる人面魚」という独特の世界観が話題になり、かこちゃんのようなゲーム好きでない層にも、広く認知されていました。

音声認識技術が用いられ、シーマンとの会話を楽しむという当時としては斬新なコンセプト。Siriも気の効いた返答で話題になることがありますが、シーマンの生意気で、でもどこか気になってしまう返答は、今見てもコミュニケーションとしては非常に高度なものに感じられました。開発者である斎藤由多加氏は、現在「シーマン人工知能研究所」を立ち上げ、会話エンジンの開発に携わっているそうです。

人工知能がもたらすのは脅威?癒やし?

ターミネーターの世界のように、発達した人工知能が人類の脅威になる、なんて話もありますが、Siriのようにわたしたちの生活をアシストしてくれたり、AIBOのように癒やしを提供してくれる人工知能もいます。

人工知能を学習させるのが人間や周囲の環境だとすれば、どう育つかはわたしたち次第。人工知能が、わたしたちの生活を豊かにする存在であり続けるのか。わたしたち自身が試されているのかもしれません。

TEXT:PreBell編集部
マンガ:さといも屋

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